第2回BRICS労働・雇用大臣会合

成長とディーセント・ワークを後押しするBRICS諸国の強い政治的意思をILO事務局長歓迎

2016年09月28日

BRICS諸国の労働・雇用大臣ら

 ガイ・ライダーILO事務局長は、2016年9月27~28日にニューデリーで開かれたBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)諸国の第2回労働・雇用大臣会合で採択された共同宣言、とりわけそれが雇用創出、労働市場のフォーマル化、社会的保護といった、低迷する現在の景気を上向かせ、包摂的な成長と発展を促進し、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を達成する上で重要な柱となる分野に対する公約を示している点を歓迎しました。

 閉会式で演説した事務局長は、「力強く持続可能で包摂的な成長を育むために労働、雇用、社会面の問題に取り組むことが至上命題」と明記している宣言部分に特に支持を表明し、この点で、現在のような低成長下における集団的な解決策の価値に注意を喚起して、世界の労働力の45%を占めるBRICS諸国における解決策が世界経済全体に相当の好影響を与える可能性を強調しました。そして、就労保証制度、現金給付制度などの社会的保護制度の拡大、インフォーマル経済の縮小やフォーマル経済への移行に向けた持続可能な道筋の形成における好事例など、BRICS諸国に多数見られる雇用創出と貧困削減における革新的な政策例を挙げました。

第2回BRICS労働・雇用大臣会合で演説するガイ・ライダーILO事務局長

 事務局長はまた、宣言中の技術・構造変革を扱った部分に触れ、BRICS諸国の主導的な労働研究・研修機関のネットワーク化という構想を歓迎し、この事業に対するILOの支援を約しました。さらに、ILOが2019年の創立100周年に向けて立ち上げた事業の一つである「仕事の未来100周年記念イニシアチブ」に注意を喚起して、BRICS諸国の状況と経験の多様性に鑑み、各国に呼びかけている仕事の未来に関する国内対話と情報提供の面での貢献に対する期待を表明しました。

 9月26日に行われたコロンビアの和平協定調印式典出席のために到着が遅れたライダー事務局長に代わって開会式で挨拶したジルベール・ウングボILO副事務局長は、ますます厳しくなる経済環境の中で政策革新の勢いを維持するというBRICS諸国が直面している課題に言及し、「より良く、より力強く、より包摂的な成果を導く社会対話と政労使三者構成原則の促進は、経済変動の時代においても政策プロセスを成功させる上で決定的に重要」として、社会的パートナーである労使の関与と貢献を歓迎しました。

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 以上はニューデリー発英文記者発表の抄訳です。

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