強制労働

あなたの鉛筆が強制労働に対する道具だったなら:強制労働一コマ漫画グローバルコンクールを開催(応募締切:2021年4月10日)

2021年03月10日

 ILOは米国労働省から任意資金協力を得て展開している「1930年の強制労働の2014年の議定書」を促進する「議定書から実践へ:強制労働グローバル行動への架け橋(通称「橋」)プロジェクト」の一環として、非政府組織(NGO)の「国境なき人的資源(RHSF)」と共に、国際組織「平和のための風刺漫画」の協力を得て、強制労働の不正義に光を当てる一コマ漫画のグローバルコンクールを開催します。2021年3月10日から1カ月間にわたって応募を受け付けるこのコンクールは、ほとんどまたは全く言葉を必要としない視覚的メッセージと印象的な画像を通じて強制労働についての人々の意識を高めることを目指しています。

 世界全体でいまだに子どもを含む約2,500万人が強制労働状態に陥っていると推定されます。このうち1,600万人が建設、農業、家事労働者などの民間セクターによる搾取、480万人が強制性的搾取、400万人が国家機関によって労働を強制されていると見られます。このような現代の奴隷制の被害者の4人に1人は子どもです。

 強制労働は複雑な問題ですが、漫画は言葉や文化の壁を越え、問題を理解させることができます。主催者はまた、漫画が、人々がこの深刻な人権侵害に対する態度を表明する助けになることを期待しています。

 ILO就労基本原則・権利部のトーマス・ウィッシング広報提言・パートナーシップ・ユニット長は、「私たちの誰もが、自分たちの消費する商品やサービスを通じて、あるいは自分たちの地域社会や近所で起こっているかもしれないために強制労働に関係していることに多くの人は気付いていません。ジャーナリスト同様に風刺漫画家が担う重要な役割として、この現実について幅広い読者に警鐘を鳴らし、ゲームを変える潜在力を秘めた人になるというものがあります」と語っています。

 今年は児童労働撤廃国際年ですが、これを記念するものとして、子どもの強制労働に関する賞も設けられています。ILO、国境なき人的資源、平和のための風刺漫画といった主催・協力団体に加え、国際労働組合総連合(ITUC)、国際使用者連盟(IOE)、ILO強制労働グローバル・ビジネス・ネットワークの各代表、そして自らも児童労働者であった活動家のモリー・ナミレンベさん、アヌーシェ・カルバル8.7連合議長が審査員団を構成しています。

 受賞者はILOのインタビューを受けることになります。受賞作品はILO、国境なき人的資源、平和のための風刺漫画のそれぞれのウェブサイトに掲載され、強制労働に関して啓発する大型刊行物や展示にも用いられます。コンクールは今回で2回目ですが、最初のコンクールの受賞作品は2015年に世界中で展示され、2万人以上の目に触れました。

 コンクールの発案者である国境なき人的資源のマルティーヌ・コンブマール会長は、この経緯を次のように説明します。「2014年にアジアで強制労働の仕組みを分析していた際に、移民労働者に自らの権利を伝える方法を模索し、会社との話し合いの中から言葉の壁を乗り越えるアイデアとして絵を思いつきました。2015年の最初の展示会は強い影響力を持ちましたが、今回はILOとの連携によって一層多くの方々の目に触れることを期待しています」。

 応募作品の描き方に制限はありませんが、できるだけ文字の使用を控えることが望まれます。文字を入れる場合には、簡単な2、3の単語を英仏西語のいずれかで入れて下さい。応募は1人4点まで可能です。特定の国あるいは特定の企業を名指しした作品は受け付けられません。作品はA4サイズ、解像度300dpiのjpgファイル形式で「自由のための50カ国第29号条約議定書批准キャンペーン」ウェブサイト応募要項ページを通じて送付して下さい。応募締切は2021年4月10日ジュネーブ時間深夜零時(日本時間翌11日午前7時)です。

 以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。

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