国際会議

第20回国際労働統計家会議

 労働統計に関する国際基準についての勧告を行うことを主たる目的としてほぼ5年おきに開催されている労働統計家の国際会議。2013年10月に開かれた前回会合以降にILOで実施された統計活動を点検し、計画されている活動に対する助言も提供します。出席を希望する全てのILO加盟国の統計専門家を中心とする政府代表に加え、労使各側6人の専門家計約250人の出席が見込まれる第20回国際労働統計家会議では、次の三つの議題が予定されています。

  1. 2013年10月に開かれた第19回国際労働統計家会議以降にILOで実施された統計分野の活動と予定される活動
  2. 従業上の地位国際分類(ICSE-93)」の改定
  3. 持続可能な開発のための2030アジェンダ」をモニタリングするために設けられたグローバル指標枠組み中のILOが管理者を務める指標を含む、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)に関連した事項の概念、統計上の定義、測定方法の検討

 以上の議題の下、第19回国際労働統計家会議で採択された「仕事または労働、就業、労働力の不完全活用に関する統計」についての決議の実施に関連した動向を検討し、国際労働力移動統計、協同組合統計、強制労働、就業者の資格と技能のミスマッチの測定のそれぞれに関する新たな指針の採択などに向けた話し合いが行われます。

 討議資料として、2冊の報告書が準備されています。討議資料1『一般報告』は、ディーセント・ワークと持続可能な開発目標(SDGs)、農山漁村労働統計や児童労働、ボランティア労働の測定など、労働統計の個別テーマに関する動向、データの収集・生成・公表、技術支援・能力構築といった五つの分野に分けて、第19回会議以降にILOで実施された統計分野の活動と予定される活動をまとめ、議論が必要な事項を示しています。

 第2議題用の討議資料2『労働関係に関する統計』は、新たに登場してきた様々な非標準的な就労形態や多くの国で起こりつつある雇用取り決めの変化を監視するには不十分になってきたICSE-93を改正し、ICSE-18と呼ばれ得るこの改訂版、ICSE-18を拡大してあらゆる労働形態を網羅する就労上の地位国際分類(ICSaW-18)、横断的な変数・分類集合で構成される、労働関係に関する統計を新たに設ける提案を示しています。現行のICSE-93は就業人口を従業上の地位によって雇用者、雇用主、個人事業主として働く人々、生産者協同組合の組合員、家族の経営する事業に寄与している従業者の五つに分類していますが、提案されているICSE-18は行使し得る権限の種類によって独立労働者と従属労働者に、あるいは負担する経済的リスクの種類によって利潤目的就業者と賃金目的就業者に大きく分ける二つの代替的な分類構造を提示し、その上で細かく10の集合に分類することによって現行のものよりもはるかに幅広い範囲を捕捉することを目指しています。ICSaW-18は、対象を就業者よりもさらに広げてボランティア労働や無償の研修労働、自家消費のための生産労働などあらゆる労働を網羅することを目指しています。討議資料はこのような背景情報や統計上の概念を詳しく示した上で、今年2月に開かれた専門家会合における議論を経て、今会議での採択を目指してまとめられた決議案を付録資料として掲載しています。

 このほかに、労働者の権利に関するSDG指標8.8.2の方法論、複数当事者労働関係の概念、定義、統計など、各検討事項に関連した詳しい説明資料が作成されています。

詳しくは会議のウェブサイト(英語)へ---->
第20回国際労働統計家会議

会議関連資料(英語)

関連広報資料

参考情報(英語)

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