国際労働基準

基準見直し機構三者構成作業部会第3回会合

 ILO理事会は国際労働基準が時代に即したものであるよう確保するために定期的に体系的な見直しを行い、改正の必要性があるものの特定などを行ってきました。この一環として設けられた三者構成作業部会の3回目の会合がジュネーブのILO本部で開かれました。

 政府代表16人、労使代表各8人で構成される作業部会は、国際労働基準について検討し、(a)個々の条約・勧告を最新のもの、改正の必要があるもの、既に時代遅れになっているものなどに分類し、(b)新たな基準の必要性などを特定し、(c)適当な場合には期限を限った実際的なフォローアップ活動について理事会に提案を行うことを任務としています。作業部会は理事会が別途決定しない限り、年1回、1週間の会合を持つことになっています。

 今回の会合では、2016年10月に開かれた第2回会合の決定に従い、2017年の総会で行われた労働安全衛生分野の基準に関する総合調査についての総会基準適用委員会の討議をフォローアップする形で、労働安全衛生分野の一般規定と特定の危険を扱う以下の19本の基準について点検を行いました。

<一般規定>

<特定の危険>

 作業部会の活動の便宜を図るため、分野ごとにそれぞれの基準を巡る動向と検討ポイント、今後の活動提案などをまとめた技術注釈文書と、作業計画や点検方法論、分類法などを記した補足文書の2種類の準備資料をもとに検討を行った作業部会は、条約・勧告各4本(職業衛生機関に関する第161号条約及び第171号勧告、石綿に関する第162号条約及び第172号勧告、化学物質に関する第170号条約及び第177号勧告、大規模産業災害防止に関する第174号条約及び第181号勧告)については最新のものに分類し、条約4本、勧告6本(白鉛に関する第13号条約、機械防護に関する第119号条約及び第118号勧告、最大重量に関する第127号条約及び第128号勧告、ベンゼンに関する第136号条約及び第144号勧告、炭疽に関する第3号勧告、鉛中毒に関する第4号勧告、黄燐に関する第6号勧告)については、その引き続いての妥当性を確保するためにはさらなる行動が必要とし、産業災害予防に関する第31号勧告については、時代遅れに分類し、撤回候補として総会議題に含むことを決定しました。

 さらに、最大重量分野では人間工学、炭疽関連ではその他の生物学的危害を欠けている要素として特定し、人間工学について規制し、人力運搬手法を更新するような形での第127号条約と第128号勧告の改正、あらゆる生物学的危害を取り上げた新たな文書の制定を通じた第3号勧告の改正が提案されました。フォローアップ活動としては他に、化学物質に関する第170号条約及び第177号勧告、白鉛に関する第13号条約、ベンゼンに関する第136号条約及び第144号勧告、鉛中毒に関する第4号勧告、黄燐に関する第6号勧告といった化学物質関係の3条約、4勧告の統合や機械防護に関する第119号条約及び第118号勧告の改正も提案されました。基準設定を伴わないフォローアップ活動としては、職業上の安全及び健康に関する条約(第155号)やその2002年の議定書、職業衛生機関条約(第161号)、職業上の安全及び健康促進枠組条約(第187号)の促進キャンペーンや石綿条約(第162号)の実施支援、生物学的危害や化学的危害に関する技術指針の発行などが提案されました。

 2018年9月に開かれる予定の第4回会合では、労働安全衛生(特定活動分野)、労働監督、労働行政に係わる11本の文書の点検が行われます。

詳しくは会議のウェブサイト(英語)へ---->
基準見直し機構三者構成作業部会第3回会合

会議関連資料(英語)

参考情報(特記ない限り英語)

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