ILOミャンマー労働法ガイド

ミャンマーにおける雇用を規制する法的枠組みは、前世紀中に制定された様々な法令に散見 されます。本ガイドは、ミャンマー労働法の多くの出典を一つにまとめ、利用しやすいガイ ドにしました。加えて、本ガイドは、ミャンマーで良い雇用及び労働慣行を促すきっかけに なればと、ILO の中核的労働基準に関する情報も掲載しています。 免責事項―本書は、ミャンマー法典ではありません。本ガイドは、誠実に、そしてミャンマ ー連邦政府との相談の元に作成されましたが、ミャンマー法の解釈に関しては、ミャンマー 連邦共和国の適切な機関が責任を負い、終局的には裁判所の判断に依ります。

ミャンマーには多くの法規が存在するため、労働法は、現在、大幅な改正が行われております。そのため、本ガイドは、包括的又は最終版として扱われるべきではありません。同様の領域について定める新たな法律が草案され、制定されるとしても、旧労働法の規定がなお施行されている場合があります。本ガイドに含まれる情報の正確性及び完全性を確保するため
にあらゆる取組みが行われてきましたが、利用者の皆様には、法律そのものをお調べ頂き、その要件をより十分に理解されることを推奨いたします。ミャンマーにおける労働法の改正に合わせて、本ガイドの該当するセクションを更新する予定です。

訂正

労働法ガイドの日本語版29ページ、英語版17ページに記載のある労働時間及び休憩時間について一点訂正があります。

「5時間ごとに30分」という記載が、工場法と店舗及び商業法に共通の事項のように読めてしまいます。

また、1日の労働時間等の上限も、「10時間」が共通事項のように読めます。

実際は、
 工場法:5時間ごとに30分、1日上限10時間
商業法:4時間ごとに30分、1日上限11時間 です。