ILO新刊:障害者雇用
障害者雇用に関する新刊 アジア太平洋地域の企業に向け発行
ILOは、アジア太平洋地域の使用者向けに、障害のある人々に対する包摂(インクルージョン)をいっそう進める上での新しい手引書を発表しました。
ILO新刊 EmployAbility: Tapping the potential of persons with disabilities in Asia and the Pacific – A guide for employers は、2007年発行のILO文書に最新情報を盛り込んだもので、採用や雇用、研修、キャリアアップ戦略における障害のある人に対する包摂的な雇用方法の導入と強化のための提言を示しています。
本書では、成功した企業の実例を挙げ、包摂的(インクルーシブ)な雇用は企業の社会的評価を高めるだけでなく、収益性も増大させるという証拠を示しています。
麻田千穂子ILOアジア太平洋総局長は「包摂的な職場を実現するためのビジネスケースは、かつてないほど強力です。本書は、事業や社会的評価、収益性の向上を目指す企業にとって、非常に貴重な資料となります。アジア太平洋地域には、障害のある潜在的労働者の皆さんがたくさんおられます。この人材の宝庫を活用することで、どの組織も恩恵を受けることができます」と述べています。
本書は、包摂的な文化の構築における上層部の重要な役割を強調し、職場における障害者に対する理解と意識向上、包摂的政策の発展について助言を提供するとともに、技能開発・訓練を通じて障害のある求職者の雇用可能性を広げることが肝要だと訴えています。
ILO非差別専門官のジョニ・シンプソン氏は「障害のある労働者は、貴重だが十分に活用されていないタレントプール(一般的に、採用候補として優秀な人材をリストアップしたもの)を構成している」と話し、「特に、女性の障害者や、さらなる疎外を受けている障害者にとっては、包摂的な職場への道のりは依然として遠いままです。本書では、職場の包摂化を目指す企業に役立つ、アジア太平洋地域の企業で大きく進んでいる事例を紹介しています」と述べました。
本書にはまた、ILO Global Business and Disability Network や各国のビジネス・障害者ネットワークなどアジア太平洋の関連資料も収められています。
本書は、アジア太平洋地域のサプライチェーンにおける責任ある企業行動と社会的責任のある労働慣行を促進するためのILOと欧州連合(EU)、OECDの共同イニシアチブ「アジアにおける責任あるサプライチェーン」を通じて、EUの支援のもと制作されました。
以上はバンコク発英文記者発表 の抄訳です。
本書では、成功した企業の実例を挙げ、包摂的(インクルーシブ)な雇用は企業の社会的評価を高めるだけでなく、収益性も増大させるという証拠を示しています。
麻田千穂子ILOアジア太平洋総局長は「包摂的な職場を実現するためのビジネスケースは、かつてないほど強力です。本書は、事業や社会的評価、収益性の向上を目指す企業にとって、非常に貴重な資料となります。アジア太平洋地域には、障害のある潜在的労働者の皆さんがたくさんおられます。この人材の宝庫を活用することで、どの組織も恩恵を受けることができます」と述べています。
本書は、包摂的な文化の構築における上層部の重要な役割を強調し、職場における障害者に対する理解と意識向上、包摂的政策の発展について助言を提供するとともに、技能開発・訓練を通じて障害のある求職者の雇用可能性を広げることが肝要だと訴えています。
ILO非差別専門官のジョニ・シンプソン氏は「障害のある労働者は、貴重だが十分に活用されていないタレントプール(一般的に、採用候補として優秀な人材をリストアップしたもの)を構成している」と話し、「特に、女性の障害者や、さらなる疎外を受けている障害者にとっては、包摂的な職場への道のりは依然として遠いままです。本書では、職場の包摂化を目指す企業に役立つ、アジア太平洋地域の企業で大きく進んでいる事例を紹介しています」と述べました。
本書にはまた、ILO Global Business and Disability Network や各国のビジネス・障害者ネットワークなどアジア太平洋の関連資料も収められています。
本書は、アジア太平洋地域のサプライチェーンにおける責任ある企業行動と社会的責任のある労働慣行を促進するためのILOと欧州連合(EU)、OECDの共同イニシアチブ「アジアにおける責任あるサプライチェーン」を通じて、EUの支援のもと制作されました。
以上はバンコク発英文記者発表 の抄訳です。