児童労働について学ぶためのわかりやすい5つのツール



児童労働についてもっと知りたいけど、どこから始めたらよいか分からない。ここでは、児童労働問題に関して学べる5つのツールを紹介します。自分の理解しやすい方法で問題を説明しているツールを見つけてください。

1. 報告書
Ending child labour by 2025: A review of policies and programmes(2025年までに児童労働に終止符を打つ:政策及び事業計画の点検・英語)』 (2018年)
  • この報告書は、児童労働に関する最新の世界推計値です。これによると、世界中で1億5,200万人の子どもたち(6,400万人の少女と8,800万人の少年)が児童労働に従事しています。
  • 報告書に目を通して、あなたの住む地域の児童労働に対する政策的アプローチと対応について学んでみましょう。2025年までに児童労働をなくすために、地方自治体ではどのような取組みが行われているでしょうか?
2. オンラインコース
児童労働撤廃国際年に関するE-learning〔2021年5月10-28日開催・ILO国際研修センター(トリノ)コース〕
  • このオンラインコースでは、子どもたちのために進展を加速させるため、国際年の間にあなたの団体が単独で、あるいは他の団体と協力してできることについてのガイダンスを提供します。
  • 参加することによって、国際的な専門家と出会い、好事例を共有し、児童労働に関する実用的なリソースにアクセスすることができます。
3. イベントへの参加
アフリカにおける児童労働撤廃国際年キックオフイベント(2021年3月31日オンライン開催)(プレスリリース‐日本語
  • このイベントは、「アフリカにおける児童労働、強制労働、人身取引、現代奴隷制の撲滅に関するアフリカ連合の10年間の行動計画」(2020-2030年)の実施を加速させるものです。アフリカの子どもたちの5人に1人が児童労働に従事していると言われており、その割合は他の地域の2倍以上となっています。
  • アフリカの児童労働について、元児童労働者、世界的なリーダー、さまざまな関係者が、どのように前向きな変化を求めているのか、声を聴いてみましょう。
4. 動画による学習
児童労働との闘い
  • マダガスカルの児童労働について、子どもたちの声を4分間の映像で直接聞くことができます。ILOのプログラムにより、彼らはより良い生活を手に入れることができました。
  • 「これはマダガスカルだけの問題ではなく、世界規模で取り組まなければなりません」- カイラッシュ・サティヤルティ(インドの児童労働活動家)
5. 概要パンフレット
COVID-19 impact on child labour and forced labour: The response of the IPEC+ Flagship Programme(COVID-19の児童労働と強制労働への影響:IPEC+旗艦プログラム・英語)』
  • パンデミックがもたらすさらなる影響:COVID-19は、児童労働と強制労働に関する数十年の進展に影響を及ぼしています。最新の分析によると、私たちは100万人以上の脆弱な子どもたち、コミュニティ、家族に緊急に手を差し伸べる必要があります。
  • あなたにもできることがあります。国際社会はパンデミックがもたらす最悪の影響を緩和するため、リソースを再度活用して活動しなければなりません。今すぐ、児童労働についての認識を高めましょう。
子どもたちのために行動を起こしましょう!

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