国連総会

国連総会でILO創立100周年を祝賀

記者発表 | 2019/04/08
国連総会議場

 100年前の4月11日、第一次世界大戦終結後にパリで開かれていた平和会議で採択された憲章によってILOの存在は現実のものとなりました。これを記念して、今週はニューヨークの国連本部において国連総会特別会合から若者代表の国際集会まで一連の記念行事が催されます。ガイ・ライダーILO事務局長もこれに参加するために4月7~10日にニューヨークを訪れています。

 マリア・フェルナンダ・エスピノサ・ガルセス議長の下、アントニオ・グテーレス国連事務総長も出席して10日に開かれる総会特別会合には国連加盟国に加えて国際労使団体の代表も参加し、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を伴った仕事の未来を題材に話し合いが行われます。特別会後には、政労使や学識者、市民社会の専門家などが参加するハイレベル・パネル討議が行われます。

 ライダー事務局長はまた、4月8~9日の日程で開かれている経済社会理事会のユースフォーラムに出席して仕事の未来について若者代表と懇談します。世界各地の若者が参加するフォーラムでは、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」などの重要な地球規模の問題が検討されます。

 8日にはさらに、#myFutureofWorkソーシャルメディア・キャンペーンが開始されます。ジャヤトマ・ ウィクラマナヤケ・ユース担当国連事務総長特使とライダー事務局長は、キャンペーンを通じた仕事の未来に関する個人的なビジョンの共有を若者に呼びかけています。

 記念週間のハイライトを飾るものとして、9日には世界的に有名なアーティストがディーセント・ワークのイメージを国連本部周辺の壁に描く5連作壁画の除幕式が行われます。


 以上はニューヨーク発英文記者発表の抄訳です。