第104回ILO総会

第104回ILO総会議長にラトビアのヤウンゼメ厚生事務次官を選出

記者発表 | 2015/06/01
写真左から:タンザニアのメロ大使、ゴールドバーグ米国国際ビジネス評議会上級評議員、ガイ・ライダーILO事務局長、ヤウンゼメ・ラトビア厚生事務次官、チボー元CGT書記長

 6月1日にジュネーブで開幕した第104回ILO総会は同日、ラトビアのイエバ・ヤウンゼメ厚生事務次官を議長に選出しました。2012年2月から現職にあるヤウンゼメ事務次官は、25年にわたるそのキャリアにおいて労使団体や公務部門の要職を歴任し、社会保険制度の設立に関与し、ラトビアの労働関係及び労働安全衛生分野の基準をILO及び欧州連合(EU)の関連する基準に沿ったものとするために尽力してきました。事務次官は就任に際し、ラトビアが現在議長国を務めるEU加盟に際して、ILO基準に関する見解が同国の労働条件の改善及び加盟要件の満足に非常に役に立ったことに触れ、自国にとっても自分個人にとってもこの就任は非常に名誉あることとして感謝の意を表しました。

 総会はまた、副議長として、ジュネーブのタンザニア政府常駐代表を務めるモデスト・J・メロ大使(政府側)、米国国際ビジネス評議会のロニー・ゴールドバーグ上級評議員(使用者側)、フランス労働総同盟(CGT)のベルナール・チボー元書記長(労働者側)を選出しました。

 185のILO加盟国の大半から約4,000人の政府、使用者、労働者の代表が出席して開かれている今年の総会では、インフォーマル経済からフォーマル経済への移行、生産的で働きがいのある雇用の創出における中小企業の役割、労働時間や労働安全衛生、賃金などの社会的保護(労働者保護)、国際労働基準の適用、2016/17年度の事業計画・予算案などといった議題が審議されます。総会は6月13日に閉幕します。

第104回ILO総会議長に選出されたラトビアのイエバ・ヤウンゼメ厚生事務次官(英語)

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 以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。