パートナーシップ:オランダ

オランダとILOが新パートナーシップ計画を調印

記者発表 | 2014/01/24

 ダボスで開かれていた世界経済フォーラム年次総会に出席していたガイ・ライダーILO事務局長とオランダのリリアーネ・プラウメン貿易・開発協力大臣は1月23日に同地で新たなパートナーシップ計画を調印しました。2014~17年を対象とするこの計画に基づき、オランダはILOに年250万ユーロ(約3億5,000万円)の任意拠出を行うことになります。この内の半分は引き続きILOと国際金融公社(IFC)の共同事業である「ベターワーク(より良い仕事)計画」への支援に充てられ、残りはILOが必要に応じて配分できる使途未定の任意拠出金となります。バングラデシュやインドネシアなどで実施されているベターワーク計画は、衣料品産業の企業の労働基準遵守を支援することによって労働条件と生産性の改善を図っています。

 今回の調印によってILOの重要なパートナー、中心的な任意拠出国としてのオランダの地位は再確認されました。「ILOが政府や企業と協働して確保しようとしているディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)は貧困緩和を意味します。援助、貿易、投資に向けた私の新たな行動課題の中核にもこの公約が存在し、したがってオランダは今後4年間にわたり、このILOの重要な活動を支援するものです」とプラウメン大臣は語っています。

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 以上は対外パートナーシップ・現地業務支援局によるジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。