国際労働基準

基準見直し機構三者構成作業部会第1回会合

 ILO理事会は国際労働基準が時代に即したものであるよう確保するために定期的に体系的な見直しを行い、改正の必要性があるものを特定するなどしてきました。この一環として設けられた三者構成作業部会の初会合がジュネーブのILO本部で開かれました。

 政府代表16人、労使代表各8人で構成される作業部会は、国際労働基準について検討し、(a)個々の条約・勧告を最新のもの、改正の必要があるもの、既に時代遅れになっているものなどに分類し、(b)新たな基準の必要性などを特定し、(c)適当な場合には期限を限った実際的なフォローアップ活動について理事会に提案を行うことを任務としています。

 今後の作業計画を設定することを目的として開かれた第1回の会合では、作業の円滑化を図るために準備された作業文書1と、1を補足するものとして、条約・議定書・勧告の分類方法と個々の文書の地位を示す用語を解説する作業文書2の二つの資料をもとに建設的な議論を行い、以下の決定事項の承認を理事会に求めることとしました。

  1. 雇用、社会的保護、社会対話と政労使三者構成原則、就労に関わる基本的な原則と権利の四つの戦略目標と、横断的文書・産業部門別文書の5分野20テーマ別に分類された計231本の国際労働基準を点検するという当初作業計画
  2. 作業部会の2回目の会合を2016年10月10~14日に開き、前回1995~2002年に見直しを行ったカルティエ作業部会で時代遅れと判断されつつも、フォローアップ作業が完了していない計63本の基準(条約36本、勧告27本)をまず取り上げて審査すること
  3. 海事分野の基準計68本(条約38本(うち時代遅れ14本)、勧告29本(うち時代遅れ9本)、議定書1本)については、「2006年の海上の労働に関する条約」の第13条に基づき設置された特別三者委員会に付託すること

 以上の提案は2016年3月に開かれた第326回理事会に提出され、承認されました(GB.326/LILS/3/2)。


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基準見直し機構三者構成作業部会第1回会合