繊維・衣料・皮革・履物産業

繊維・衣料・皮革・履物産業の賃金と労働時間世界対話フォーラム

 グローバルな下請け構造が特に特徴的な繊維、衣料、皮革、履物産業は一般に低賃金で、下請け企業ではピーク時における過度の長時間労働の問題なども指摘されています。ILOは国際金融公社(IFC)との共同事業であるベターワーク(より良い仕事)計画を通じて労使協力、訓練、安全衛生の手段を組み合わせ、これらの産業における労働基準の遵守と競争力の向上を支援しています。

 フォーラムには、繊維、衣料、皮革、履物産業の労使代表各10名、関心を示した36カ国59名の政府代表・顧問に加え、労使の追加参加者もあり、計123名が出席し、各国の状況と関連する国際労働基準を考慮に入れた上で、今後の政策策定の参考となる合意事項の採択を目指して、これらの産業の賃金と労働時間の問題に取り組む方法に関する話し合いを行いました。採択された合意事項は、これらの産業の賃金と労働時間に関連した最も重要な問題点を指摘した上で、実効性のある労働監督制度を中心として賃金と労働時間に関連する国内労働法規、国際労働基準、労働協約の遵守を職場で高める方法や、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)と持続可能な企業の促進に向けて賃金と労働時間に係わる課題に対する取り組みに社会対話が寄与する方法を示し、社会対話の促進や労働条件改善に向けた取り組み、実効性のある社会対話への従事など、ILO及び加盟国政労使が今後取るべき行動を提案しています。

 討議の背景資料として事務局が準備した論点文書『Wages and working hours in the textiles, clothing, leather and footwear industries(繊維・衣料・皮革・履物産業の賃金と労働時間・英語)』は、これらの産業の最近の傾向と課題、賃金と労働時間、社会対話と労働関係についてまとめています。


詳しくは会議のウェブサイト(英語)へ---->
繊維・衣料・皮革・履物産業の賃金と労働時間世界対話フォーラム