事務局長

ガイ・ライダーILO事務局長

 ILOの事務局である国際労働事務局を率いる事務局長は5年ごとに理事会で選出されます。2012年10月1日に就任した英国出身のガイ・ライダー第10代事務局長は、ILOは、仕事、社会的保護、貧困との闘い、平等などといった今日の問題の中心に存在するものと考え、仕事の世界に関する国際的な意思決定の場においてILOが中心的な役割を果たすようさらなる努力をしています。経済危機のような世界規模の困難な状況、そして変革が進められている国々、とりわけ仕事の世界が脅かされている国々の政策課題に関してILOが役立てることを目標に、内部機構を改革し、専門能力の強化と政策分析力の向上を図っています。

 仕事がなくては、持続可能な経済成長はありません。経済が成長しなくては、雇用は創出されません。この単純な論理が緊縮政策を適用した欧州の政策策定者の方々には明白ではなかったようです。これは私たちが直面している経済停滞の唯一の要素であるだけでなく、まさにその真髄なのです。

ガイ・ライダー

事務局長の声明・メッセージ等

  1.  事務局長の日々の動きは、FacebookTwitterを通じて追うことができます。事務局長の英語ウェブページでは、事務局長が随時発表している声明や各地で行った講演、記者発表やニュース、出演したTV番組の動画、写真などを見ることができます。その一部について日本語抄訳を作成しました。

  2. © Arya Dipa / Jakarta Post

    社会的保護

    共同論説-社会的保護の土台を全ての人に確保することは私たちの連帯責任

    2020年10月26日

     ガイ・ライダーILO事務局長、ミチェル・バチェレ国連人権高等弁務官、オリビエ・デ・シュッター極度の貧困と人権に関する国連特別報告者は、将来の危機に対してより強靱となるようコロナ禍からより良く立ち直るには、現在支払う余裕がある人だけでなく、最貧困層や社会の最も縁辺に追いやられた人々も対象とするような全ての人のためのより良い社会的保護と国際連帯が必要と訴える共同論説を発表しました。

  3. © Annie Spratt 2020

    食料安全保障と栄養

    ILO/FAO/IFAD/WHO共同声明-人々の生計、健康、食料体系に対する新型コロナウイルスの影響

    2020年10月13日

     ILO、国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行が公衆衛生、食料体系、仕事の世界に前代未聞の課題を提示していることに注意を喚起し、地球規模の連帯と支援を訴える共同声明を発表しました。

  4. © Nenad Stojkovic 2020

    世界メンタルヘルス・デー

    ILO事務局長声明-職場のメンタルヘルスについて話し合おう

    2020年10月10日

     ガイ・ライダーILO事務局長は2020年世界メンタルヘルス・デー(10月10日)に向けて発表した声明で、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行によってストレスレベルが上昇している中、職場でメンタルヘルスについてオープンに話し合い、差別や汚名を低減しようと提案しています。

  5. © Phil Roeder 2020

    世界教員の日

    ILO/UNESCO/UNICEF/教育インターナショナル共同メッセージ-危機の中で先導し、未来構想を示す教員

    2020年10月5日

     2020年世界教員の日(10月5日)に際し、ガイ・ライダーILO事務局長は、国連教育科学文化機関(UNESCO)、国連児童基金(UNICEF)、教育インターナショナル(EI)といった3機関のトップと連名で共同声明を発表し、世界の登録学習者の9割以上が休校の影響を受けている新型コロナウイルス(COVID-19)危機の中で創意とリーダーシップを発揮して誰も置き去りにしないことの確保に努めてきた教員の努力を讃えた上で、全ての教員に遠隔学習用の技能を備えることや教員の安全や健康、福祉、雇用の保護などを求め、今こそ新たな教育構想を育み、良質の学習への平等な機会を達成しようと訴えました。
     ライダーILO事務局長は別途動画メッセージも発表し、新型コロナウイルス後のより良い立て直しにおいては教員のディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)が必須と強調しました。

  6. © SEWA Cooperative Federation 2020

    協同組合の国際デー

    ILO事務局長声明

    2020年7月3日

     7月第1土曜日(今年は7月4日)は「協同組合の国際デー」です。2020年のテーマである「気候行動のための協同組合」は、持続可能な開発目標(SDG)13と密接に結びついています。国際デーに際して発表した声明において、ガイ・ライダーILO事務局長は、ILO協同組合ユニットが100年前に創設されたことに触れてILOと協同組合運動の強い歴史的な絆を強調した上で、短期的な行動を長期的なビジョンに合わせる協同組合モデルが気候変動であろうとウイルスの世界的大流行であろうと、世界的な危機の克服方法に関する貴重な洞察を与えてくれるとして、協同組合その他の社会的経済・連帯経済モデルを、より良い立て直しという巨大な課題に立ち向かう解決策の一部とすべきことを訴えています。

  7. 零細・中小企業デー

    ILO事務局長メッセージ

    2020年6月27日

     2020年の零細・中小企業デーのテーマは「新型コロナウイルス(COVID-19):大規模な封鎖と小企業への影響」です。ガイ・ライダーILO事務局長はこの日に向けた動画メッセージで、包摂的な経済回復を確保する動力源として零細・中小企業の潜在力を認め、これらの企業が直面している障害の克服を支援するよう呼びかけています。

  8. 児童労働反対世界デー

    ILO/UNICEF両事務局長共同メッセージ

    2020年6月12日

     2020年の児童労働反対世界デー(6月12日)に際して発表されたILOと国連児童基金(UNICEF)の共同報告書は、新型コロナウイルス(COVID-19)危機によって数百万人の子どもたちが児童労働に陥り、児童労働者数が20年ぶりに増加する危険性を指摘しています。ガイ・ライダーILO事務局長とヘンリエッタ・フォアUNICEF事務局長は世界デーに際して発表した共同メッセージ動画で、より一層の取り組みを呼びかけました。

  9. 世界環境デー

    ILO事務局長動画メッセージ-新型コロナウイルス(COVID-19)からの環境に優しい、より良い立て直しを

    2020年6月5日

     ガイ・ライダーILO事務局長は新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行のただ中で迎える2020年の世界環境デー(6月5日)に際して出した動画メッセージで、ウイルスとの戦いの中でも気候変動及び環境の持続可能性に関する行動を遅らせることはできないとして、新型コロナウイルスからのより良い立て直しは、環境に優しい立て直しを意味すると説いています。

  10. コロナウイルスと仕事の世界

    ILO事務局長論説-コロナウイルスによって露わになった私たちの経済の脆弱性

    2020年3月27日

     コロナウイルスの大流行は医療の危機であるだけでなく、社会と経済の危機でもあります。そう指摘するガイ・ライダーILO事務局長は、効果的な対応のためにはこういった要素を全て考慮に入れ、調整を図った地球規模のやり方で提供する必要があること、そして最も脆弱な人々のニーズに応えなくてはならないと説いています。

  11. © H. Abdulsalam / UNAMID 2019

    女性に対する暴力撤廃の国際デー

    ILO事務局長声明-仕事の世界における暴力とハラスメントの根絶を

    2019年11月25日

     2019年の「女性に対する暴力撤廃の国際デー(11月25日)」に際し、ガイ・ライダーILO事務局長は、暴力とハラスメント(嫌がらせ)をディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)に対する最大の脅威の一つに位置づけ、「もはや言い訳など通用しない」として、今年のILO総会で採択された暴力・ハラスメント条約(第190号)の約束を全ての人の現実とするために共に取り組むことを呼びかける声明を発表しました。

  12. G20労働雇用大臣会合

    ILO事務局長及び副事務局長発表-勤労生活の長期化、男女平等、デジタル労働プラットフォーム

    2019年9月1~2日

     愛媛で開かれた主要20カ国・地域(G20)の労働、雇用問題を担当する大臣の会合は、人口構造の変化(高齢労働者の就労と勤労生活の長期化、若者の就労、高齢化社会における新たな雇用機会-介護労働の未来)、男女平等、新たな働き方といったテーマを取り上げました。ILOはその全てで発言し、ガイ・ライダー事務局長とデボラ・グリーンフィールド副事務局長が発表しました。

事務局長出演動画

  1.  ガイ・ライダーILO事務局長が出ている主な動画(主として英語)のリストです。完全なリストについては、ILO事務局長の英語ウェブページをご覧下さい。

  2. OECD2014年新世界フォーラム

    私たちの関心事の中心に完全雇用が位置するような未来の構築は私たち皆の責任と説くILO事務局長(英語)

    2014年10月7日

     政治、経済、企業のリーダーが率直かつ正直に基本的な問題を論じる弁論の場として2014年10月7~8日にパリの経済協力開発機構(OECD)本部で開かれた第6回OECD新世界フォーラムは、初日の討論テーマの一つとして、「仕事の未来」を取り上げました。パネリストの一人として議論に参加したガイ・ライダーILO事務局長は、失業者数が世界全体で約2億人に達し、今後10数年間は労働力人口の増加に対応するだけでも毎年4,200万人分の雇用を新規に創出する必要があるといった仕事の量の問題から、フルタイムの会社員が急速に減少し、個人事業主としてインフォーマルな就労形態にある労働者が相当多数を占めているなどといった質の問題、業務外注をますます進めている企業の風潮など、雇用関係から一般的な労務サービス提供の商業契約関係へと変わりつつある仕事の世界を取り巻く現状を報告し、科学技術や気候変動、グローバル化といった事項を注視してこの変化に対応していく必要性を論じました。