声明:カンボジア

ILOがカンボジア政府に暴力の終結を呼びかけ

声明 | 2014/01/28

 今月初めにストライキ中の労働者が警察隊によって襲撃・逮捕され、死傷者が出る事態にまで発展したカンボジアで暴力が続いており、1月26日(日)に再び抗議活動中の労働者に対する弾圧が報告されたことに対し、ILOは1月28日に以下の声明を発表しました。

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 1月26日(日)に再び抗議活動中の労働者に対する厳しい取り締まりが報告されたことを含み、カンボジアで暴力が続いていることに対し、ILOは深く心乱されています。

 ILOはすべての当事者がこれ以上の暴力を差し控え、最低賃金を巡るストライキに参加したことによって拘束された労働者及び労働組合指導者の解放のために必要なあらゆる措置を講じることを呼びかけます。

 ILOはまた、1月13日に政府に対して行った、今年初めのスト行動中に発生した労働者の死亡、襲撃、逮捕及び警察の行動の状況を判断するための独立調査の速やかな開始に向けた呼びかけを改めて強調します。調査においては、責任を確定し、適当な場合には責任者を処罰し、そのような行為の再発を予防する措置の大枠が示されるべきです。

 ILOは対話を通じたこの紛争の解決に向けて努力する全ての当事者に支援を提供する用意があります。

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 以上は英文事務局長声明の日本語訳です。