仕事の未来イニシアチブ

ILO100周年イニシアチブ 仕事の未来



仕事の世界は大きな変化の過程にあります。その変化の要因としては、科学技術の飛躍的な進展、気候変動の影響、生産手段と雇用の変化、人口動態などいくつかの例が挙げられます。

ILOは社会正義の実現に向けて使命を果たすことができるよう、変化し続ける仕事の世界を理解し、効果的に対応する必要があります。そのためガイ・ライダーILO事務局長は、『仕事の未来イニシアチブ』を立ち上げ、担当する部署を設置しました。このイニシアチブは、ILO加盟国政労使による十分かつ幅広い参加を求めています。さらには学識者をはじめ、関係するあらゆる機関の参加も望まれています。

2016

仕事の未来イニシアチブを採る上では、計画を立て具体的な目標に向かって進むための、大きな枠組みが必要となります。2016年、ILO加盟各国は、100周年に向けた次の4つの対話のテーマに沿って、国内における仕事の未来についての対話を図ります。

  • 仕事と社会
  • すべての人にディーセント・ワーク(働きがいのある、人間らしい仕事)の実現
  • 作業・生産組織
  • 仕事の統治(ガバナンス)

20172018

2017年には、仕事の未来に関する報告書をまとめるハイレベル委員会が立ち上げられます。委員会では、国内対話から得られた成果を検討し、さらなるデータなどの必要性について考えます。2018年中に報告書と提言をまとめます。

2019

2019年の前半期に、すべての加盟国が参加してILO100周年を記念するイベントを開催し、そこで本報告書について議論します。仕事の未来イニシアチブのハイライトとして、2019年の100周年記念ILO総会に、それまでの議論の成果を討議資料として提出し、100周年宣言として採択されることが期待されています。


ILO本部サイト(英語)については、こちらより。