世界教員の日
ILO/ユネスコ/ユニセフ/UNDP/教育インターナショナル共同メッセージ-教員を評価してその地位を改善
2016年10月05日
1966年に「ILO/ユネスコ教員の地位勧告」が採択されてから今年で50年になります。この採択を記念するものとして制定された「世界教員の日(10月5日)」に際し、ガイ・ライダーILO事務局長は、イリーナ・ボコバ国連教育科学文化機関(ユネスコ)事務局長、アンソニー・レーク国連児童基金(ユニセフ)事務局長、ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁、フレッド・ファン・ルーウェン教育インターナショナル(EI)書記長の4機関のトップと連名で以下の英文共同メッセージを発表し、2030年までに普遍的初等教育を達成するには2,440万人の教員が新たに必要な事実に注意を喚起した上で、この50年間で教員の地位の向上においては相当の進歩が達成されたものの、なすべきことはまだ多く残るとして、教員の地位勧告が表す希望と基準に向けた公約を再確認しました。
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毎年、「世界教員の日」に、私たちは世界中の教員が行っている限りなき貢献を讃えています。毎年毎年、毎日毎日、この献身的な男女は学びの世界を通じて教え子を導き共に歩み、教え子がその潜在力を発見し発揮するのを手助けしています。こうすることによって、教員は数百万人の子ども一人一人の未来を築く助けを提供するだけでなく、すべての人にとってより良い世界が形成されるのを手助けしてもいるのです。
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、教育と開発の間のこの決定的に重要なつながりを形成するものです。アジェンダの提示する「持続可能な開発目標」の一つとして、目標4を採択することによって、世界の指導者は「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する」ことを誓いました。質の高い教員の供給を増し、教員がその教え子の生活に教育面での変化をもたらす動因となるよう教員に力を備えさせることなしに、この目標は達成できません。
事態は急を要します。2030年までに普遍的初等教育を達成するには、教員を2,440万人増やす必要があります。中等教育の場合、必要な人数はさらに増え、4,440万人となっています。
世界中であまりにも多くの教員が十分な訓練を受けず、十分な報酬も得られず、十分な評価も受けていない中、いかにしてこの新しい教員を募り、教職という重要な職業に引き寄せることができるでしょうか。
多くの教員がなおも不適切な契約、不適切な賃金の下で働いています。教員の生活状態はしばしば困難で、適切な初期訓練、職業能力の継続的育成、絶え間ない支援を欠いています。時には差別、さらには暴力的な攻撃の被害者にもなっています。
教職は真っ先に選択される魅力的な職業になる可能性があります。もし教員が子どもたちに提供する計り知れない価値に相当する評価を受け、もし教育者としてのその職業的な地位が私たちが共有する未来に対するその職業の巨大な影響を反映したものになったとすればですが。
これは最も貧しく最も遠隔の共同体や危機下のコミュニティーも含むあらゆる状況において、すべての子どもを教育するというその決定的に重要な役割において教員を支えるため、教員に継続的な訓練と育成を提供することを意味します。これは適切な報酬を提供し、その不可欠な職務を遂行するのに必要な手段を与えることを意味します。これは教員に自らの仕事に影響する意思決定における積極的役割、テーブルにおける席を与えることから始め、教員の地位を守り、強める政策・方針を導入することを意味します。これはさらに、教育制度の効率性と有効性をあらゆる段階で向上させることを意味します。
50年前の本日、以上のような原則は、教員に関する基準を設定する初の国際文書に結実した、画期的な「1966年のILO/ユネスコ教員の地位勧告」に定められました。教員の地位の向上において私たちはその日から相当の進歩を達成しましたが、さらに多くの作業がまだ残されています。
私たちは勧告が表す基準と希望に対する公約を新たにし、その達成に向けた努力を倍加させることによって、この2016年の「世界教員の日」をこの里程標の祝福に捧げます。世界中の教員、そして世界中の子どもは正にこれに値するのです。