2017年南南開発グローバル・エクスポ

2017年南南開発グローバル・エクスポ:ILOは技能開発と若者の就労に関する革新的な南南開発解決策を紹介

2017年11月24日

 世界中で南南協力を推進する国連の年次イベントとして高い知名度を誇る南南開発グローバル・エクスポが、今年は11月27~30日にトルコのアンタルヤ市で開かれます。ILOは2009年からエクスポに積極的に関与し、2010年にはジュネーブのILO本部でこのイベントを開催してもいます。

 エクスポでは参加団体が南側諸国の開発問題に対して南南・三角協力によって提供されている解決策好事例を紹介する機会が設けられますが、11月28日に開く解決策フォーラムで、ILOは技能開発と難民を含む若者の就労の課題に取り組む革新的かつ効果的な解決策について発表します。フォーラムでは、南側諸国の政府及び労使団体を代表する7人のパネリストが啓発や職業訓練、パイロットプロジェクトを通じて若者の就労を促進するために地域の政策結合を強める方法について提案を行います。

 パネリストの1人であるイスラーム諸国統計経済社会研究・研修センターの所長を務めるムサ・クラクリカヤ大使は世界的難民危機の問題を取り上げ、難民を含む若者の就労のための「包摂的成長のための技能・雇用・起業家精神育成(SEED)協力モデル」について発表します。ブラジル・アフリカ研究所のジョン・ボスコ所長はブラジルとアフリカの若者の交流と南南・三角協力を推進する大陸横断イニシアチブである若者技術研修計画(YTTP)を、トルコ初の若者主導型協同組合であるユース・ディール協同組合の役員を務めるベルキン・シャファク・シェネル氏は若者が主導する協同組合の仲間同士による学習方法をそれぞれ紹介します。

 ILO駐トルコ事務所のヌーマン・オジャン所長は、とりわけ若者の技能開発を通じてシリアからの難民の労働市場参加を手助けしようとしているトルコの努力を紹介します。このような取り組みはレバノンやヨルダンといった労働市場統合に関わる同じような課題に直面している他の諸国にも通用すると思われます。また、カイロにあるILO北アフリカ・ディーセント・ワーク技術支援チーム(DWT)兼エジプト・エリトリア国別事務所のペリハン・タウフィク・プロジェクト担当官は、北アフリカにおける南南協力と仲間同士の学習を通じた見習い研修制度向上に向けた国際経験交流の可能性について発表します。南南・三角協力の国際コンサルタントとしてILOなどに協力するフェルナンド・バプティスタ氏はバーチャル・プラットフォームと南南・三角協力、技能開発の相互接合について説明します。

 ILOパートナーシップ・現地業務支援局のリーイ・ベイス=キエルタゴー局長は、南南協力はとりわけ、知識や好事例の交流を促進するだけでなく、仲間同士の点検や学習法を通じて、国の能力強化に相当に貢献することを指摘して、南南協力に秘められた、持続可能な開発目標の実施を支える大きな潜在力に注意を喚起しています。

 以上はアンタルヤ発英文記者発表の抄訳です。