お知らせ:ILO国際研修センター

ILO国際研修センターの持続可能な企業開発グローバル・アカデミーをザンビアで初開催

2015年08月28日

 トリノ(イタリア)にあるILO国際研修センターでは仕事の世界に係わる様々なテーマに関する研修が幅広く提供されています。その一つである持続可能な企業開発グローバル・アカデミーは今回で8期目となりますが、初めてイタリア国外で開催されます。

 ザンビアが受入国となって8月31日~9月4日の日程で首都ルサカで開かれる2015年のアカデミーには15カ国から140人を超える企業開発その他の実務家、政策関係者、企業家、ビジネス専門家が参加し、この分野における民間部門の最新の趨勢と革新的な取り組みについて議論を展開します。若者の就業、女性の起業家精神育成、農業関連企業などのグローバル・サプライチェーン(世界規模の供給連鎖)、金融機会の拡大を後押しする科学技術の飛躍的進化、包摂的なグリーン成長と雇用創出のための市場開発などのテーマが取り上げられ、企業開発に関する新たな趨勢に関する情報やアイデアを交換し、持続可能な企業開発に寄与する最善事例やツールを試す場として機能します。開会式にはファクソン・シャメンダ労働・社会保障大臣の出席も予定されています。

 高い失業水準の課題を抱える多くのアフリカ諸国が雇用創出と持続可能な開発に向けた将来性のある手段として起業家精神に対する投資を選択しています。アフリカの中小企業は雇用創出を推進する主な要素であり、したがって、失業問題への取り組み及び経済開発の創出において決定的に重要です。現下の世界的な趨勢はグリーン経済や社会的企業などの分野で中小企業に新たな商機が存在することを指し示しています。しかしながら、地域の中小企業は高いインフォーマル(非公式)性、低い生産性、必要な金銭的・非金銭的支援の不足、そして起業家精神や雇用創出を刺激する法規制の枠組みや企業活動を可能にする政策の欠如などといった課題を抱えています。

 アカデミーを通じて中小企業開発の分野における様々な機関や組織の知識や経験を共有する場が形成され、持続可能な企業開発を促進する機会やそれを阻む課題を分析する助けになることが期待されます。

 持続可能な企業の促進はディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)をすべての人に達成することを目指すILOの政策課題の一部です。また、2030年を達成目標年とする新しい持続可能な開発目標の一つとして、「持続的・包摂的・持続可能な経済成長、生産的な完全雇用、すべての人のディーセント・ワークの促進」の目標(目標8)が提案されています。このような事情から、ILOでは経済、環境、社会に影響を与えることを強調しつつ、持続可能な企業の育成を通じて企業及び雇用機会が体系的に育まれるよう政府及び労使団体を支援しています。

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 以上はILOアフリカ総局によるルサカ発英文記者発表の抄訳です。