パートナーシップ:ILO/ベルギー

ILOとベルギー、ディーセント・ワークをすべての人に実現して私たちの望む未来を達成

2016年09月20日

ガイ・ライダーILO事務局長とアレクサンドル・ド・クロー・ベルギー副首相(写真右)

 2016年9月13日にニューヨークで開幕した第71回国連総会は、2015年に採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実現に向けて国際社会がこれまでに行ってきたこととこれからの活動を詳しく検討していくことになっています。17の持続可能な開発目標とその具体的な達成目標である169のターゲットで構成されるアジェンダは、2030年までに経済、社会、環境の持続可能性を達成してこの世界を変えるための道筋を示しています。この目標8として、「持続可能で包摂的かつ持続的な経済成長、生産的な完全雇用、すべての人のディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の促進」が目指されていますが、ベルギー政府はこのたび、この目標の達成に向けてILOに対する支援と協力関係を拡充することを決定し、ILOとの間で新たな枠組み協定を締結しました。

 ニューヨークで協定書に署名したベルギーのアレクサンドル・ド・クロー副首相は、社会的保護とディーセント・ワークへの権利はベルギー政府の最優先事項の一つであることを明らかにした上で、「数百万人の男女、その家族が、自分たちに値する、より良い未来を必要としている。私たちは繁栄の分かち合いを達成するために可能なあらゆる努力を尽くさなくてはならない」と説いて、「今回締結された協定は、全地球規模で私たちの活動をあらゆるレベルで高めることになろう」と期待を示しました。

 ガイ・ライダーILO事務局長は、ディーセント・ワークをすべての人に達成する目標に対する高いレベルの政治的関与、公約、リーダーシップについて、ベルギー政府に深い感謝の意を表し、「この枠組み協定は『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の実施に必要な資源と政治的支援を提供するだろう」と喜びを表明しました。

 ILOの創立メンバーとして1919年以来の加盟国であるベルギーは、8基本条約、4優先条約すべてを含む多数のILO条約を批准し、ディーセント・ワーク課題の促進におけるILOの重要なパートナーとして協力関係を保ってきました。政府はまた、パートナーシップの醸成、政策整合、能力構築、知識共有、持続可能な開発目標の進捗状況の点検及びモニタリングにも重きを置いています。ベルギーはILOの活動に重要な支援を提供しています。これには、レバノン及びヨルダンにおける難民の就労機会・生計手段の促進、地元共同体と協力してのバリューチェーンの向上、ヨルダン女性向けの開業訓練、コンゴ民主共和国における若者の就労能力育成や南アフリカにおける持続可能な企業の振興、中小企業開発を通じた雇用創出などが含まれています。

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 以上はニューヨーク発英文記者発表の抄訳です。