環境問題への取り組み
ILOでカーボン・ニュートラルを達成
2021年02月08日
ILOは2020年までに気候に影響を与える二酸化炭素などの排出量と吸収量を一致させる気候中立性(ニュートラル)を達成するという国連システム全体にわたる目標に沿って2016年から環境持続可能性政策と環境管理制度を導入し、ILOの業務全体を、より環境に優しいものに改善するという目標を定めて温室効果ガスの排出量削減に取り組んできましたが、この度、炭素排出量と吸収量を一致させるカーボン・ニュートラルを達成しました。
これは国連システム全体を環境に優しいものにすることを目指す「グリーニング・ザ・ブルー」という国連システム内の幅広い取り組みの一部です。当時の潘基文国連事務総長が国連の全ての機関、基金、事業計画に向けて「グリーン化」を呼びかけることによって2007年6月5日に開始されたこのイニシアチブは、排出量の削減と相殺の組み合わせを通じて2020年までに気候に影響を与える二酸化炭素などの排出量と吸収量を一致させる気候ニュートラルの達成を目指すものでした。
ジュネーブのILO本部では過去4年間にわたり、環境に対する影響を減らす様々な措置が実施され、今は本部建物の廃棄物量の8割がリサイクルされるか堆肥として利用されています。紙類書類の生産・配布に関するペーパースマート・ポリシーも導入されています。
残りの炭素排出量は認証排出量削減クレジット(CERs)の購入を通じて相殺されています。これは現金化して気候変動の悪影響に特に弱い途上国の具体的な適応プロジェクトや事業計画の財源にするという京都議定書に基づいて設けられた適応基金に寄与するものです。
ILOグリーン・ジョブ・ユニットのムスタファ・カマル・グイエ・ユニット長は、次のように語っています。「非常に破壊的な新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行ですが、環境問題に対する気づきを高める助けになったというプラスの効果もあります。今では加盟国政労使に対するサービスの多くを低炭素のやり方で提供できることが分かりました。ILOでカーボン・ニュートラルが達成できたのは喜ばしいことであり、よりグリーンで、より持続可能な世界及び職場の構築に向けて努力を続ける所存です」。
以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。