世界ユース技能デー(7月15日)
革新的な職場学習を通じて若者を鼓舞する計画をGE財団が発表
2016年07月15日
7月15日の世界ユース技能デーに際して、ILOが国連教育科学文化機関(ユネスコ)などと共に当日ニューヨークの国連本部で開催した若者の就労改善に向けた技能開発に関するパネル討議において、ゼネラル・エレクトリック(GE)財団はILOと協力して16~18歳の高校年齢の青少年を対象に理系キャリアの実践的な就労体験を提供する革新的な学習プログラムを開始することを発表しました。
決定的に重要な年齢集団でありながら、十分な対応が行われていないこの青少年層が、急速に変化しつつある、競争が非常に熾烈な労働市場に向けて備えるよう鼓舞する助けになることを目指す、この「グローバル青少年インターンシップ・プログラム」は、まずボストン民間産業評議会がボストンで運営して2017年からGEの本社でインターン受入を始めた後、国際非政府組織(NGOs)と提携して世界中に拡大される予定です。GEは現在、世界全体で年間8,000人を超える大学生インターンを受け入れていますが、この新しいプログラムは大学入学前の生徒にハイテク環境で専門職労働者と並んで働く機会を与えることによって、科学、技術、工学、数学といった理系の学問に対する関心を喚起すると共に変化する労働市場と知識経済に必要な、ますます専門化する技能に合わせて教育の調整を図ることを目指しています。インターンはプログラムを通じて、世界中のイノベーションセンターやブリリアント・キャリアラボで、3Dプリンタやレーザーカッター、フライス盤、プログラミングツールなどの科学技術を用いてこの種のものとしては初めての双方向の経験にさらされることになります。
ベス・コムストックGE副社長は、「将来に向けた有能人材パイプラインの開発」は、同社の事業戦略の中心にあるとして、デジタル製造、先端製造業、ソフトウエア開発などを含む理系技術及び破壊的科学技術に焦点を当てるこのプログラムは、「GEが行っている訓練開発投資の大きな一例」と紹介しています。GEのダイバシティー(多様性)最高責任者を務めるデブ・エラムGE財団会長は、財団が創造力や批判的思考、問題解決力、デジタル製造や先端技術の利用、コンピュータ・コーディングやプログラミングなどの将来必要となる技能と理系技能に焦点を当てた機会を提供することによって若者の支援を約していると語っています。
ジルベール・ウングボILO現地業務・パートナーシップ担当副事務局長は、世界的な若者の就労危機は、競争が非常に熾烈な労働市場に向けて若者を準備させるために企業、学校、国際機関の革新的な解決策を要請していることを指摘して、GEが非常に実践的な形でリーダーシップを示していることを評価し、他の企業もこの課題を引き受けて将来に向けて若者を準備する活動に加わってくれるよう呼びかけました。
ILOの推定では、失業中の若者は世界全体で7,330万人に達し、低所得国ではさらに数百万人の学校を卒業した若者がインフォーマル(非公式)経済における仕事や不安定な仕事に就いています。副事務局長は、「今日の労働市場でキャリアを開始する若者は楽ではない」として、世界の若者労働力の約43%が失業中かワーキング・プア(働く貧困層)であることを挙げて、このインターンシップ・プログラムの世界市場への拡大が若者のディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)及びより良い暮らしの機会を高める助けになることへの期待を表明しました。
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