シリア難民と労働市場

難民に労働許可を発行するトルコの決定をILO歓迎

2016年01月18日

© Nadia Bseiso/ILO 2016

 トルコで暮らす登録シリア難民は2015年5月時点で少なくとも175万人に達しています。同国は2016年1月15日付の官報で、一時的な保護の下にある外国人による就労許可の申請を許可し、就労に係わる手続きや原則を定める「一時的保護法の適用下にある外国人の就労許可に関する規則」を公布しました。

 ILO駐トルコ事務所のヌマン・オズジャン所長は、「公式で合法的な就労は難民の労働条件を改善し、社会的保護の適用を許し、難民自身のみならず労働市場と経済にも利益をもたらす」として、この政府の決定を歓迎し、これが「難民のフォーマル(公式)経済への移行、家族のために人並みの暮らしを築くことを可能にし、トルコ社会に貢献する機会を与える助けになること」への期待を示しました。そして、今回の一歩の前進を難民及び受入国社会のディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)と人並みの暮らしを実現する機会と化すために、ILOは政府及び社会的パートナーを支援する用意があると述べました。

 ILOは地域の難民危機の影響を受けている他の四つの近隣諸国に対するのと同様に、トルコでも政策提言、実地研究・分析、能力構築、就労・訓練機会の特定、就労に係わる基本的な権利と原則の促進といった活動を通じて難民と受入国社会の両方の危機対応努力を支援してきましたが、この活動を今後も続けていく予定です。

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 以上はILO駐トルコ事務所によるアンカラ発英文記者発表の抄訳です。