バングラデシュの労働者の権利

自らの権利と責任に関する労働者の理解を助けるバングラデシュの週間ラジオ番組放送開始

2015年09月03日

9月3日に開かれた番組放送開始式典の模様

 ILOはバングラデシュにおいて、同国政府及びノルウェー政府の支援を受け、労働者が職場における権利と責任をより良く理解する助けになるよう、ベンガル語による1時間のFMラジオ番組の放送を開始します。9月4日から毎週金曜17~18時に16回にわたって「ラジオ・トゥデイ(89.6FM)」で放送されるトーク番組「私の労働、私の権利」は、RJサキブをホストとし、毎週様々なテーマについて専門家をゲストに迎えて有用な実務情報をお届けします。初回は祝祭日賃金と賞与を取り上げます。今後は、職場における女性の権利、時間外労働と労働時間、祝祭日賃金と休暇、職場における危険、労働監督官の役割、組合の結成、休暇取得、失業、臨時・季節労働者の権利などのテーマが予定されています。

 番組は既製服や皮革・製靴産業、エビ加工産業といった輸出部門の労働者、監督者、工場管理職を主な対象層に想定していますが、取り上げるテーマのほとんどは他の産業の労働者にも関係があります。リスナーからの質問を受け付けて番組中で検討したり、のど自慢や様々な賞品が出る「あなたの労働者としての権利を知ろう」コンクールも毎週行われます。番組は首都ダッカをはじめとした国内の主要工業地帯全域で聞くことができます。

 3日に開かれた放送開始式において、ハサヌル・ハク・イヌ情報大臣は、全国で多くの労働者が聞くことのできるこのラジオショーは、重要な問題をおもしろく、ためになる形で伝えることによって、「労使双方に役立つように、基本的な労働問題に関する理解を高めるものになろう」と期待を表明しました。ムジブル・ハク労働・雇用大臣は、国中の労働者は自分の権利と責任をより良く理解する必要があることを指摘し、労働者のみならず、監督者や管理職、労働組合員、そして工場で働いていない人も、毎週番組を聞いて学習することを強く奨励しました。ILOバングラデシュ国別事務所のスリニバス・B・レディー所長は、労働者の権利に関する専門家だけでなく、組合リーダーその他リスナーが自分たちにとって重要な職場の問題を理解することを本当に助けるような特別ゲストを含む様々な出演者が予定されていることを紹介し、このラジオショーがバングラデシュにおける労使関係改善に資することへの希望を示しました。

* * *

 以上はILOバングラデシュ国別事務所によるダッカ発英文記者発表の抄訳です。