SCORE
初のSCORE訓練提供ライセンス契約をテュフ ラインランド中国社と締結
2014年10月21日
ILOはスイス、ノルウェー、カナダ政府の支援を受け、実務訓練と工場内での相談対応を通じて、中小企業の生産性向上と労働条件改善を図る「競争力と責任ある企業を支える(SCORE)計画」をアフリカ、アジア、中南米の新興経済諸国で展開しています。2009年からSCOREの活動が行われている中国では、持続可能なビジネス慣行の課題に対する意識が高まり、グローバル・サプライチェーン(国際供給網)に参加する工場を中心にSCORE訓練に対する需要が刺激され、導入企業は今では大連、重慶、成都、上海など複数の都市及び広東省の80以上の工場に及び、訓練を受けた従業員の総数は数千人に達しています。
SCOREの計画はジュネーブのILO本部及び各国のILO事務所を拠点とするグローバル・チームによって運営されていますが、訓練は政府機関、訓練機関、産業団体、労働組合を通じて提供されています。このたび、中国におけるこの訓練提供に関する初のライセンス契約を10月21日にテュフ ラインランド中国社と締結しました。同社は現在広東省の工場に訓練を提供していますが、この3年間のライセンス契約締結を機に提供範囲を速やかに拡大することを計画しています。
SCOREの訓練は協力的な労働関係を育み、利益の共有に至ることを目指しています。職場内協力、品質管理、クリーン生産、人材管理、労働安全衛生の五つのモジュールで構成され、それぞれについて労働者及び管理職を対象とした2日間の座学研修に続き、産業専門家が工場現場で相談に対応し、研修内容を職場で実際に行動に移す支援が提供されています。
中国におけるサプライチェーン及び企業の社会的責任(CSR)活動の改善において豊かな経験を有するグローバルなサービス提供企業として業界を主導するテュフ ラインランド社は、企業のパートナーシップ形成が成功し、持続可能な成長が育まれるよう支援しています。製品品質、生産効率、安全衛生、省エネ及び環境保護、CSRについての訓練と問題解決に向けた相談対応サービスを提供することによって、同社は業務成績と職業能力の向上を助け、企業が競争力を培い、グローバル・サプライチェーンのより責任ある構成員となることを支援しています。
テュフ ラインランド社のシェリン・リンSCOREグローバル・マネジャーは、顧客の多くを占めている、主導的グローバル・ブランド向けの製品販売を行っている工場は、より生産的でより高い競争力を有するよう圧力をかけられているだけでなく、操業現場における労働条件の改善を求めるプレッシャーもますます高まっているとして、そのような工場にとってはSCOREが「実践的かつ効果的で費用負担可能な解決策」となると評価しています。SCOREのミハエル・エルキン・グローバル調整官は、この新しいライセンス契約の締結とパートナーシップ構築によって、大手国際訓練機関がSCOREの規模を拡大し、より多くの工場に訓練を提供するという能力にてこ入れがなされたと評しています。
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