労働安全衛生

優良な安全性は優良ビジネスにつながると説くILO副事務局長

2014年09月23日

フォーラムで挨拶するウングボILO副事務局長

 ILOは2002年から隔年で、安全衛生関係者が一堂に会する場として中国国際安全生産フォーラムを同国の国家安全生産監督管理総局と共催しています。9月23~24日に北京で開かれたこの第7回フォーラムの開会式に出席したジルベール・ウングボILO副事務局長(現地業務・パートナーシップ担当)は、労働者が安全かつ健康的な職場で生計を立て、安全に仕事ができることは基本的人権であることを強調し、ILOが労働監督を通じた職場における法令遵守の強化と職場における脆弱な労働者集団の保護に焦点を当てて世界的な労働安全衛生の課題に取り組む地球規模のイニシアチブを策定中であることを紹介しました。さらに、優れた安全水準は事業成績の向上につながり、労働安全衛生は良い統治(ガバナンス)の中心にあることを説明し、労働安全衛生がすべての利害関係者に利益をもたらすことを説きました。

 安全で健康的な職場は、9月10~11日にメルボルンで開かれた主要20カ国・地域(G20)の労働・雇用大臣会合でも力強く持続可能で包摂的な成長の必要不可欠な要素の一つに位置づけられ、緊急優先事項とすることを求める呼びかけが行われましたが、社会・経済が目覚ましく発展している中国は安全な開発の原則を掲げ、国の安全衛生政策を定期的に見直し、職場における安全衛生の継続的な改善に向けて国家安全生産5カ年計画を策定しています。習近平国家主席も最近、人命は最も大切であるとして、人命を犠牲にした開発に反対するコメントを出しています。

 ILOは国家安全生産監督管理総局、中国企業連合会、中華全国総工会と協力して安全文化の促進、安全生産監督局の強化を図っています。ウングボ副事務局長は、監督局は法の執行及び労使に対する情報と助言の提供における中軸であるとして、今後も中国政労使の取り組みを支え続けることを約しました。

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 以上はILO中国・モンゴル国別事務所による北京発英文記者発表の抄訳です。