第104回ILO総会
仕事の世界サミット:ファレル・ウィリアムスが気候変動と人間らしく働きがいのあるグリーン・ジョブに関する行動を呼びかけ
2015年06月11日
2015年12月にパリで開かれる国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)を前に、現在ジュネーブで開かれている第104回ILO総会の特別会議として気候変動をテーマとする仕事の世界サミットが6月11日に開かれました。サミットでは、パネル討議に加え、フランスとパナマの大統領、そして2014年のノーベル平和賞の共同受賞者であるカイラシュ・サティアルティ氏による特別演説を通じて、労働者、企業、地域社会にとって気候変動が持つ意味が検討されました。
| 仕事の世界サミットに向けたファレル・ウィリアムス氏のメッセージ(英語) |
|---|
サミットには世界的なヒット曲「ハッピー」の作者であり、数々の賞を受賞しているミュージシャンのファレル・ウィリアムス氏もビデオメッセージを送り、気候変動と若者の失業という二重の課題に取り組むことを国際社会に呼びかけました。国連及びアル・ゴア元米国副大統領と共に展開している、地球規模の連続コンサートを通じて気候変動に関する行動を支援する「ライブ・アース-パリへの道」企画のクリエイティブ・ディレクターを務めるウィリアムス氏は、気候変動を「地球上における我々の存在そのものを脅かす我々の時代の特徴的な問題の一つ」と位置づけた上で、もう一つの深刻な問題として、「仕事もなく、必要な教育や技能を得る機会も持たない数百万人の若者」の問題を挙げ、経済のグリーン化は世界中で人間らしく働きがいのある多数の良い仕事を創出する可能性があると説き、したがって、人間らしく働きがいのあるグリーン・ジョブが12月の気候変動会議の議題のトップに位置づけられるよう確保することを仕事の世界のカギを握る活動主体である政府、使用者、労働者に呼びかけました。
既に数年来、ILOの扱う問題に係わっており、現代の奴隷労働撲滅に向けたILOのキャンペーンの支持者でもあるファレル・ウィリアムス氏は、2013年には若者のためのグリーン・ジョブに関するILOの活動を広報するために『ヴァニティ・フェア』誌とフィアット社が共催したイベントに参加し、昨年はインキュバスのギタリスト、マイク・アインジガー氏がILOの「児童労働にレッドカード」キャンペーン用に書いてくれた曲「'Til Everyone Can See」のミュージックビデオに参加しています。
* * *
以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。