労働組合全国フォーラム
モーリシャスにおける労働組合の統一と連帯の構築に向けて
2014年09月18日
| アンドレ労働者活動局長 |
ILO労働者活動局とマダガスカルにある現地ILO事務所及びモーリシャスの九つの労働組合総連合が共催して2014年9月17~19日にモーリシャスの首都ポートルイスで開いた労働組合フォーラムには国内の組合指導者及び運動家約100人が出席し、同国の雇用政策、ジェンダーの主流化、結社の自由に関する検討を行いました。マリア・エレナ・アンドレILO労働者活動局長は、政府機関、労使団体、市民社会、若者団体、女性団体、大学・研究機関の間で優先事項に関する合意が達成された同国の雇用政策策定に対する労働組合のイニシアチブに支持を表明し、労使の参加を得た策定過程に対する政府の公約を得ることと雇用促進及び経済成長の促進を優先事項に定めるという策定作業において目指すべき目標を示しました。
長期的な社会・経済政策を理解し策定する労働組合の能力増進を目指して開かれたフォーラムでは、国家雇用政策の策定に係わる議論に加え、女性の労働組合活動への参加を増やす方法、労働組合の連帯や統一を強化する方法についても検討が行われました。アンドレ局長は労働組合運動が構造の近代化、組合員基盤の拡大、連帯促進を図る新たな手法として労働組合の統合が世界中で一般化してきている現状を紹介し、統一は労働者団体が産業部門レベル、全国レベル、地域レベル、国際レベルなどあらゆるレベルで直面している多様な内部的・外部的課題に対する有望な対応策を構成するとして、九つの労働組合総連合に積極的な連帯を呼びかけました。
1969~2013年の実質国内総生産(GDP)の平均成長率が5.3%に達するモーリシャスは1968年の独立以来、農業を基盤とした低所得経済から中所得多角化経済へと目覚ましい発展を続けてきました。しかし、すべての人々にディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を達成するにはまだ障害があり、平均賃金をはるかに下回る低技能労働者の賃金や産業毎に異なる労働市場規制の存在という複雑な労働市場の問題などがあります。労働組合の組織率は約20%で、組織率の低さに加え、19の連合と九つの総連合に分裂している状況も懸念され、ILOの支援を受けて共通労働綱領の形成に向けた取り組みも行われています。
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