ベターファクトリーズ・カンボジア計画
カンボジア衣料労働者の間で貧血患者、食の安全保障の欠如が高いことが調査によって判明
2014年09月29日
ILOのベターファクトリーズ・カンボジア(より良い工場カンボジア)計画はフランス開発庁(AFD)などと協力して衣料労働者の健康と生産性に対する食料支給の影響調査を進めていますが、9月29日に発表された結果速報によれば、調査対象労働者の43.2%が貧血状態にあり、15.7%がアジア肥満度指数(BMI)で低体重に分類されることが判明しました。10の衣料工場に勤める3,890人の労働者について行った調査からはまた、「食料が確保されている」労働者は全体の3分の1に過ぎず、食料供給が不確実または食料供給に不安を感じているといった、確保されていない度合いが深刻な労働者が全体の8%近くに達していることが示されています。衣料労働者の食費は週約9ドル、1日当たり1.30ドルとなっています。
ベターファクトリーズ・カンボジア計画のジル・タッカー部長は、貧血はしばしば慢性疲労、集中力の低下、低生産性につながるとして、貧血と食料保障の欠如が労働者の幅広い健康問題に寄与する可能性を指摘して、この問題への取り組みが衣料産業の生産性改善及び業績向上のカギを握ると語っています。
今回のベースライン調査に続き、今年末までに中間調査を行い、1年後の2015年半ばに最終調査を行う予定です。今後は食料供給に対する不安や不確実性と家族への送金など労働者の他の支出との関係性を詳しく調べることも予定されています。タッカー部長は、次の調査段階は、労働者の健康と生産性の改善にどんな介入策が最も効果的であるかを説明する助けになるであろうとの期待を示していますが、現段階でも既に各工場は貧血を減らすための措置を講じることができようと提唱しています。
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以上はベターファクトリーズ・カンボジア計画によるプノンペン発英文記者発表の抄訳です。