南南協力

アラブ地域で若者の就業に関する南南協力を促進するILO

2014年02月14日

 南南協力の経験と好事例を交換する場として国連南南協力室が2008年から毎年開催している南南開発グローバル・エクスポの地域版として、アラブ諸国のエクスポが2月18~20日にカタールの首都ドーハで初めて開催されます。ILOはグローバル・エクスポの活発な参加機関ですが、アラブ諸国のエクスポでは、若年者就業の分野で見られる南南・三角協力の好事例と学んだ教訓の共有を図るフォーラムを19日に開催します。1)若年者就業に関する好事例の共有、2)若者のためのグリーン・ジョブ、3)若者のためのディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の促進、技能開発、協同組合の3部に分けて、ILOの専門家やヨルダン、エジプト、パレスチナの政労使代表による経験発表が行われます。

 中東・北アフリカは若者の失業率が一番高い地域であり、2013年に中東で27.2%、北アフリカで29%と、世界平均の2倍以上に達しています。女性の労働力率は他の地域より低く、北アフリカでわずか25%、中東では20%にも達していませんが、失業率は男性よりもはるかに高くなっています。域内の多くの国で学歴が高いほど仕事が見つからないリスクが高くなる状況が見られ、高学歴者は自らの技能及び教育水準に見合った仕事を見つけるのにより長い時間がかかる場合があるため、地域の若者の失業情勢の改善にはより長い時間がかかる可能性があります。フォーラムでは仲間同士の学習や専門知識の交流、革新的な手法などを通じて南南協力・活動から受益した若者就業事業の紹介が行われます。国連を代表してILOの若年者就業計画が調整役を務める「若者の就業と移住のための知識管理ファシリティー(KMF)」で得られた情報、貯蓄信用協同組合の設立を通じて女性の経済的包摂が高まったパレスチナの経験などが発表されます。

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 以上は対外パートナーシップ・現地業務支援局によるベイルート発英文記者発表の抄訳です。

関連情報(英語)

  1. ILOと南南・三角協力