パートナーシップ
より多くのより良質の雇用のために力を合わせるILOと欧州投資銀行
2015年07月16日
| 覚書に署名するエスコラーノ欧州投資銀行副総裁(写真左)とライダーILO事務局長 |
欧州連合(EU)の金融機関である欧州投資銀行とILOは、7月16日に、雇用及び社会事項の分野における協力関係の強化・拡大に向けた覚書を締結しました。これにより、両機関の調査研究において、ILOが世界中で得た経験や、世界最大の国際公的銀行として欧州投資銀行が直面した具体的な課題が共有されることになります。
経済成長と雇用創出の支援、技能育成、競争力改善という両機関が共有する重点事項を反映する新しい協定の下、若者の失業問題に対する効果的な取り組みを増す方法など一連の事項に関し、両機関の経験共有・情報交換の強化が図られます。技術協力の増大によって、融資活動が経済に与える影響や雇用分野における利益評価に係わる欧州投資銀行の能力向上が期待されます。経済競争力や雇用創出に対する効果的な支援に関する技術的な理解の向上は、最近開始された3,150億ユーロ規模の欧州投資計画に基づくものを含み、北アフリカや東方パートナー諸国に対する融資活動の強化につながるものと見られます。また、欧州投資銀行が支援する地中海におけるプロジェクトの雇用に対する影響を検討する現在進行中の共同研究を基盤として、将来の協力の範囲を中・東欧、中央アジアといった他の地域にも広げることが予定されています。
欧州投資銀行の融資活動はすべて、「地元経済及びより幅広い経済に持続可能な貢献を行い、質の高い仕事を創出するよう努めている」と語る同行のローマン・エスコラーノ副総裁は、ILOとの新しい協力関係について、同行による「すべての融資事業の雇用創出に対する影響のより良い評価、様々な制度が若者の就業をいかに支援しているかのより良い評価、将来的に持続可能な成長をより効果的に支援することの確保をもたらすものと信じている」とのコメントを発表しました。ガイ・ライダーILO事務局長は、両機関の協力を強化し、関係を公式化する上での大きな前進を表す今回の協定締結が、「より多くのより良質の雇用の創出という相互の目標を伴った戦略的なパートナーシップ」の基礎を形成することへの期待を述べています。
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以上はルクセンブルク発英文記者発表の抄訳です。