広報記事:ジンバブエ

見習い研修が若者障害者に開く疎外から抜け出す機会:ジンバブエからの報告

2014年04月04日

 色素欠乏症の人々は肌が敏感で傷つきやすく、視力も悪く、最悪の場合には失明の可能性もあります。アニサ・マタンディケさん(30歳)は、この障害のために人生における選択肢は限られており、差別によって疎外されると考えていました。他の多くの国同様、マタンディケさんが住むジンバブエでも偏見や差別、構造的な障壁から色素欠乏症の人々は社会に参加して収入を得るのが困難です。若者の失業率は高く、障害のある若者の状況は一層厳しく、少数ながら働いている障害者はインフォーマル経済に職場を求める場合が多く、障害のない人よりも低収入で労働条件は不安定です。

 包摂的で持続可能な成長に向けて、就業能力の改善、就業機会の促進、所得上昇をもたらす技能開発制度の強化を目標にILOがデンマーク・アフリカ委員会の任意資金協力を得て2010年から5年計画で展開している「若者の就業のための技能と農村開発計画」の下、ILOとジンバブエ政府は障害者を社会に包摂することを目指してこの問題に取り組み、障害者の就業能力向上を図っています。この計画の下、「インフォーマル経済における非公式見習い研修制度の品質改善プロジェクト」に昨年参加したマタンディケさんは、職業訓練所における2週間のレストラン経営・製菓オリエンテーション・コースを経て実際にレストランで見習い研修を行う機会を与えられました。

 今では3品料理のコースを準備し、1人分の分量管理も容易に行え、ミートパイやお菓子なども作れると語るマタンディケさんは、こういったことすべてが研修前には「手に入らない夢のようだった」と感想を述べ、この経験が将来的に、障害者の若者も生産的な暮らしを送れることを社会に示すものになることへの期待を語っています。

 「若者の就業のための技能と農村開発計画」に参加して、賃金労働者または自営業者として働いているか、収入アップを達成できた受益者は2013年末までで1万人近くに達しています。同計画は2015年の終了までに1万5,000人以上に手を差し伸べることを目指しています。

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 以上はムタレ(ジンバブエ)発英文広報記事の抄訳です。