広報記事:女性の企業家精神

原価計算の仕方が分からずに支払っていた代償:ウガンダからの報告

2014年02月25日

女性企業家のパメラ・トゥムウィキリゼさん

 ウガンダ西部の町カバレの市場で5年前から学校の制服を売っていたパメラ・トゥムウィキリゼさんの商売はうまくいっていませんでした。編み物と裁縫の技術さえあれば十分だと考えていた彼女には将来性のある事業経営に必要なスキルの観念がなく、お客のニーズなどお構いなしに作った半ズボンを店に置いて客が来るのを待っていました。この状況は、ILOの女性企業家育成・経済的エンパワーメント(WED-EE)プロジェクトの支援する事業改善(IYB)研修に参加して変わりました。

動画リスト(英語):自らの話を語るウガンダの女性企業家たち

 原価計算と値付けについて学んだトゥムウィキリゼさんは以前の価格では損が出ていたことに気付き、値段を引き上げました。学んだマーケティングとカスタマーケアの知識を活用し、学校に見本を持って行って商品の宣伝を行ったり、品揃えを増やしてシャツやセーター、ソックスなど制服一式を提供することによって売り上げを伸ばしました。新たな戦略が効を奏し、今では増え続ける需要に応えるために3人の従業員を雇うまでになりました。その他に3人の若い娘に編み物を教え、大型注文が入った時の外注先になってもらっています。5人の子どもの母親でもあるトゥムウィキリゼさんは、夫から150万ウガンダ・シリング(約6万円)を借りて新しい編み機を購入しました。最初は貸し渋られたものの、今は彼女の商売を信頼の目をもって見てくれているそうです。

トゥムウィキリゼさんの店で働く従業員

 WED-EEプロジェクトの提供する事業開発サービスの恩恵を受けたウガンダの女性は1年余りで約700人に達しています。プロジェクトは実用的な事業経営スキルの訓練に加え、ネットワークの機会やアイデア交換の場も提供し、ウガンダ女性の経済的エンパワーメント、雇用創出、経済成長に寄与しています。

* * *

 以上はカバレ(ウガンダ)発英文広報記事の抄訳です。