広報記事:アルジェリア

働く女性のプライド:アルジェリアの場合

2014年01月16日

 2011年11月に成立した法によってアルジェリアでは国民議会の議席の2~5割を女性に割り当てることが定められ、現在、女性議員が31%超を占めているといったように政界への女性の進出は進んでいるものの、女性の経済参加は依然として非常に低いままに留まっています。しかし、2011年に17%未満と世界最低レベルであった女性の労働力率は徐々に改善し、アルジェリア国家統計局によれば、2013年に19%に上昇したとされています。

 同国の女性の就労に対する制約と機会を分析したILOの近刊書は、女性の労働市場への進出は社会文化的要因を中心とした複雑かつ多様な要素によって阻まれていると記しています。一部の人々は、農業、畜産、繊維、衣料部門といった無給の活動に家庭内で従事している女性を労働力の一部と見なしておらず、伝統の重みや家族による一定の制約が女性の就労・旅行の機会を制約しています。多くの若い女性には家族の輪を越えた世界と接触する機会はほとんどなく、企業創設の企てに対する道徳的・金銭的支援は男の子の方に与えられる傾向が強く、女性には起業家生活のための情報も準備の機会もあまり与えられません。ILOの報告書の著者らが話を聞いた42歳のある勤労女性は、「私は自分の仕事に誇りを持っているけれど、男性は私たちが自分たちの仕事を取ったと言うの。私たちの社会の壁は厚いわ」と語り、「娘には大学に行って欲しいけれど、働いてもらいたくない」として、男性は若い女性を尊敬しないため、決して敬意を払われないであろう職場に娘を送り出したくはないとの真情を吐露しています。この5人の子どもの母親である女性の言葉は、女性の勤労生活への参加を阻む文化的障壁の厚さを物語っています。

 労働市場における女性に関する2001~11年の統計の詳しい分析に加え、家族、教育、職業面における日常経験の話を女性から聞いて著された近刊書は、当局の導入した様々な仕組みによって女性の就業面には多くの進展があったことを示しつつ、女性の運命は女性自身の手の内にあり、将来の進歩は、自分たちを取り囲む境界を押し戻し、障害を克服する女性の決意に左右されるであろうことを強調しています。

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 以上は英文広報記事の抄訳です。