SCORE

スーパーヒーローSCORE:ミッションは企業改善

 ボリビアの職場では労働条件と生産性の改善に向けた助けを必要とする時にスーパーヒーローSCOREを呼んで解決してもらうことができます。スーパーヒーローとその漫画に登場する友人たちのお陰で、ILOの「競争力と責任ある企業を支える(SCORE)計画」は、幅広い労使にメッセージを届けることができています。

2018年12月18日

ロドリゴ・モグロベヨSCOREボリビア調整官

 日本の5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)なども取り入れて実施されているILOの「競争力と責任ある企業を支える(SCORE)計画」は、実務訓練と工場内での相談対応を通じて、中小企業の労働条件と生産性の向上という労使双方に利益をもたらす状況の達成を支援しています。

 職場が安全で健康的であれば、仕事を効果的かつ効率的に進めることができます。逆に整理整頓が行き届かず、危険要素がいっぱいであれば、作業工程の中断や負傷、疾病による欠勤率の高さにつながり、これはさらに収入減や生産性の低下に至る可能性があります。労使関係や労働条件、生産工程、職場運営のあり方も生産性や企業の成功を左右します。

 SCOREは中小企業の労働条件改善、生産性向上を助けるために訓練を提供していますが、伝統的な訓練教材が労働者には専門的すぎて簡単には理解できず、学習内容を実践に移せないとの労働組合からの意見を取り入れて、ボリビアでは教材を漫画とアニメに移し替えました。労使と協力して生み出された「スーパーヒーローSCORE」は、職場の改善を希望する人が呼ぶと駆けつけます。このヒーローは超人的な力は持っていないかもしれませんが、職場内協力、品質管理、クリーン生産、人材管理、労働安全衛生というSCOREの五つのモジュールと、それが企業をどのように助けるかについては何でも知っています。

 スーパーヒーローSCOREは、安全と生産性の向上に向けて労働条件を底上げするために労使を団結させ、チームワークを通じて問題解決が図られるよう自分の力を使って支援します。

 この試みは直ちに成功し、企業による教材内容の速やかな取り込みが行われました。

 漫画は漫画として、工場内の様々な場所や社内食堂などにおけるアニメ上映希望も多く、企業内TVチャンネルを通じて放送している企業さえあります。

 これは実際に、SCORE研修の主なメッセージをできるだけ幅広い聴衆に広め、個々の企業に対する影響力を大いに高める助けになりました。この新しい媒体を用いたSCORE方法論の指導はボリビア全土の工場労働者にこの方法論を普及させる効果的なツールとなり、中小企業がより大きなより良い目標を達成する助けになるような改善に寄与し続けています。

漫画で見るSCORE(英語)

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 以上は、SCOREボリビアのロドリゴ・モグロベヨ調整官が、ILOのブログ「Work in progress(進行中の仕事)」に2018年12月18日付で投稿した自らの経験を紹介する英文記事の抄訳です。