« 検索結果一覧に戻る  
p-フェネチジンICSC: 1720 (11月 2008)
パラフェネチジン
4-エトキシアニリン
4-エトキシベンゼナミン
エチル p-アミノフェノール
CAS登録番号: 156-43-4
国連番号: 2311
EINECS番号: 205-855-5

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。    裸火禁止。    粉末消火薬剤、アルコール耐性泡消火薬剤、水噴霧、二酸化炭素を使用する。   

   
  症状 予防 応急処置
吸入   ミストの吸入を避ける。  新鮮な空気、安静。 
皮膚   保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。  安全ゴーグルを着用する。  多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 体調がよくないと感じた場合は、医療機関を受診する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
・漏れた液を、密閉式の容器に集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

skull;toxiccancer;health haz
注意喚起語:危険
飲み込むと有害
を吸入すると有毒
眼刺激
血液長期または反復曝露による血液の障害のおそれ 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・強酸化剤および食品や飼料から離しておく
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
p-フェネチジン ICSC: 1720
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の液体。 空気および光に曝露すると暗赤色になる。 

物理的危険性
この蒸気は空気とよく混合し、爆発性混合物を生成しやすい。 

化学的危険性
燃焼すると、窒素酸化物を生成する。 強酸化剤と反応する。 

化学式: C8H11NO
分子量: 137.2
・沸点:253-255℃
・融点:2.4℃
・密度:1.1 g/cm³
・水への溶解度(20℃) :2 g/100 ml (溶ける)
・蒸気圧:10 Pa (50℃)
・相対蒸気密度(空気=1):4.7
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.0
・引火点:120℃ (c.c.)
・発火温度:425℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.24  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:蒸気の吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼を刺激する。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。 

長期または反復曝露の影響
血液に影響を与えることがある。 メトヘモグロビンの形成を生じることがある。 


許容濃度
 

環境
・この物質の、環境への影響は十分に調べられていない
 

・アルコール飲料の摂取により、有害作用が増大する 

付加情報
  欧州分類
記号:Xn; R:20/21/22-36-43-68; S:(2)-36/37-46 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021