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テトラヒドロ無水フタル酸ICSC: 1372
THPA3月 2001
CAS登録番号: 85-43-8
国連番号: 2698
EINECS番号: 201-605-4

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。    裸火禁止。    水噴霧、粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。 喘鳴。 息切れ。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 灼熱感。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
充血。 痛み。 かすみ眼。 重度の熱傷。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 灼熱感。  作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 吐かせない。 

漏洩物処理 分類・表示
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
・この物質を環境中に放出してはならない
・個人用保護具:有害粒子用P2フィルター付マスク
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):8; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・食品や飼料から離しておく
・乾燥
・密封
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
テトラヒドロ無水フタル酸 ICSC: 1372
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の 結晶性粉末。 

物理的危険性
 

化学的危険性
高温面または炎と接触すると、分解する。 腐食性のフュームを生じる。 酸化剤と反応する。 水と反応する。 熱およびテトラヒドロフタル酸を生じる。 

化学式: C8H8O3 / C6H8(CO)2O
分子量: 152.2
・沸点:195℃ (6.7 kPa)
・融点:102℃
・密度:1.4 g/cm³
・水への溶解度 : 反応する
・蒸気圧:1 Pa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):5.3
・引火点:157℃ (o.c.)
・発火温度:450℃  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 反復または長期の吸入により喘息を引き起こすことがある。 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して有害である
 

・喘息の症状は 2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する
・したがって、安静と経過観察が不可欠である
・この物質により、喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと 

付加情報
  欧州分類
記号:Xn; R:41-42/43-52/53; S:(2)-22-24-26-37/39-61; Note:C 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018