« 検索結果一覧に戻る  
一酸化窒素ICSC: 1311 (6月 2015)
CAS登録番号: 10102-43-9
国連番号: 1660
EINECS番号: 233-271-0

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。    可燃性物質との接触禁止。    周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。  火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。 

 作業環境管理を厳密に!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 息切れ。  換気を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚      
充血。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取      

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付気密化学保護衣
・できれば圧力容器の栓を閉める
・ガスが離散するまで、その区域を隔離する
 

国連GHS判定基準に準拠

flam circlecylinder;gasskull;toxiccancer;health haz
注意喚起語:危険
加圧ガス;熱すると爆発のおそれ
発火または火災助長のおそれ;酸化剤
を吸入すると有毒
肺の障害
長期または反復曝露による肺障害 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):2.3; 国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):5.1および8 

貯蔵
・建物内にある場合、耐火設備
・換気のよい部屋に保管
 
包装
 
一酸化窒素 ICSC: 1311
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の 圧縮気体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
本物質は、強酸化剤。 可燃性物質や還元性物質と反応する。 

化学式: NO
分子量: 30.0
・沸点:-151.8℃
・融点:-163.6℃
・水への溶解度 (0℃) :7.4 ml/100ml
・相対蒸気密度(空気=1):1.04  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
高濃度のガスを吸入すると、肺への障害を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
容器を開放すると、空気中でこの気体は、きわめて急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期のの吸入により、肺に影響を与えることがある。 


許容濃度
TLV: 25 ppm (TWA); BEI (生物学的曝露指標)記載あり;.
MAK: 0.63 mg/m3;0.5 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: I(2); 妊娠中のリスクグループ: D;.
EU-OEL: 2.5 mg/m3, 2 ppm (TWA); 

環境
 

・中毒濃度に達していても、臭気として感じないので注意すること
・空気と接触すると、二酸化窒素を生成する
・ICSC 0930参照 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021