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ゲルマンICSC: 1244 (6月 2011)
水素化ゲルマニウム
CAS登録番号: 7782-65-2
国連番号: 2192
EINECS番号: 231-961-6

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性がきわめて高い。  気体/空気の混合気体は、爆発性である。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。  供給源を遮断する。それが不可能で、かつ周辺に危険が及ばなければ、燃え尽きるにまかせる。その他の場合は二酸化炭素、乾燥粉末消火剤を用いて消火する。  火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。 

 作業環境管理を厳密に!  
  症状 予防 応急処置
吸入 頭痛。 脱力感。 めまい。 腹痛。 錯乱。 暗色尿。 症状は遅れて現われることがある。 「注」参照。  密閉系を使用する。  新鮮な空気、安静。 直ちに医療機関に連絡する。 
皮膚   保護手袋。   
  安全眼鏡を着用する。   
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。   

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・すべての発火源を取り除く
・専門家に相談する!
・個人用保護具:自給式呼吸器
・換気
 

国連GHS判定基準に準拠

flam;flamecylinder;gasskull;toxiccancer;health haz
注意喚起語:危険
極めて引火性の高いガス
加圧ガス;熱すると爆発のおそれ
吸入すると、生命に危険
吸入血液の障害のおそれ 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):2.3; 国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):2.1 

貯蔵
・耐火設備
 
包装
 
ゲルマン ICSC: 1244
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
刺激臭のある無色の 圧縮気体。 

物理的危険性
気体は空気より重く、地面に沿って移動し、遠距離発火の可能性がある。 

化学的危険性
空気に触れると、自然発火することがある。 加熱すると、激しく燃焼、または爆発することがある。 ハロゲンおよび酸化剤と反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 

化学式: GeH4
分子量: 76.6
・沸点:-88.5℃
・融点:-165℃
・比重(水=1):1.53
・水への溶解度 : 溶けない
・相対蒸気密度(空気=1):2.65
・引火点:引火性気体 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
血管に影響を与えることがある。 赤血球破壊および腎臓障害を生じることがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 許容濃度をはるかに超えて曝露すると、死を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
容器を開放すると、空気中でこの気体は、きわめて急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
血液に影響を与えることがある。 血球損傷および貧血を生じることがある。 


許容濃度
TLV: 0.2 ppm (TWA); 

環境
 

・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・この物質の、人の健康への影響に関するデータが不十分なので、最大の注意を払う必要がある
・溶血の症状は数時間後にあらわれることがある 

付加情報
  欧州分類
 

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