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リン化カルシウムICSC: 1126
5月 2002
CAS登録番号: 1305-99-3
国連番号: 1360
EINECS番号: 215-142-0

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性だが、水または湿った空気に触れると引火性ガスを生じる。    水、酸化剤または酸との接触禁止。    水、泡消火薬剤は不可。 周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 直接水をかけない。 

 あらゆる接触を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 頭痛。 咽頭痛。 息苦しさ。 振戦。 下痢。 痙攣。 嘔吐。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  医療機関に連絡する。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 口対口の人工呼吸禁止。 
皮膚 発赤。 痛み。  保護衣。 保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 「吸入」参照。
 
作業中は飲食、喫煙をしない。  医療機関に連絡する。 吐かせる(意識がある場合のみ!)。 口対口の人工呼吸禁止。 

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):4.3; 国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):I 

貯蔵
・食品や飼料および混触危険物質から離しておく
・「化学的危険性」参照
・冷所
・乾燥
・換気のよい部屋に保管
 
包装
 
リン化カルシウム ICSC: 1126
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
赤褐色の結晶性粉末、または灰色の塊状物。 

物理的危険性
 

化学的危険性
酸、水および湿った空気と 激しく反応する。 ホスフィン(ICSC 0694 参照)を生じる。 火災や中毒の危険を生じる。 強酸化剤と 激しく反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 

化学式: Ca3P2
分子量: 182.2
・融点:1600℃
・密度:2.5 g/cm³ 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 分解物を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。 「注」参照。 胃腸管、中枢神経系、肝臓、腎臓および心血管系に影響を与えることがある。 機能障害および呼吸不全を生じることがある。 曝露すると、死を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
・この物質の、環境への影響は十分に調べられていない
 

・肺水腫の症状は 2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する
・したがって、安静と経過観察が不可欠である
・作業衣を家に持ち帰ってはならない 

付加情報
  欧州分類
記号:T+, F, N; R:15/29-28-50; S:(1/2)-22-43-45-61 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018