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硝酸マグネシウムICSC: 1041 (8月 2003)
硝酸、マグネシウム塩
CAS登録番号: 10377-60-3
国連番号: 1474
EINECS番号: 233-826-7

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  還元剤と接触すると、火災および爆発の危険性がある。  可燃性物質または還元剤との接触禁止。    周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚     少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。 
充血。 痛み。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 腹痛。 紫色(チアノーゼ)の唇、爪および皮膚。 錯乱。 痙攣。 めまい。 頭痛。 吐き気。 意識喪失。  作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・こぼれた物質を、ふた付きの プラスチック容器内に掃き入れる
・残留分を多量の水で洗い流す
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):5.1; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・可燃性物質および還元剤から離しておく
・乾燥
 
包装
 
硝酸マグネシウム ICSC: 1041
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
吸湿性の 無色の または 白色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
本物質は、強酸化剤。 可燃性物質や還元性物質と反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 

化学式: Mg(NO3)2
分子量: 148.33
・330℃で分解する
・水への溶解度 : 非常によく溶ける 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
眼および気道に、機械的刺激を引き起こすことがある。 経口摂取すると、血液に影響を与えることがある。 メトヘモグロビン生成を生じることがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 

吸入の危険性
拡散すると急速に、浮遊粒子が不快濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
 

・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要であるため、指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする
・このカードに記載された勧告事項は市販されている硝酸マグネシウム六水和物(CAS番号13446-18-9)にも適用される 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021