« 検索結果一覧に戻る  
ナレドICSC: 0925
ナレッド4月 2005
CAS登録番号: 300-76-5
国連番号: 3018
EINECS番号: 206-098-3

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 有機溶剤を含む液体製剤は、引火性のことがある。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 作業環境管理を厳密に! 青少年や小児への曝露を避ける! いずれの場合も医師に相談! 
  症状 予防 応急処置
吸入 縮瞳、筋痙攣、唾液分泌過剰。 発汗。 吐き気。 嘔吐。 めまい。 痙攣。 意識喪失。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚 吸収される可能性あり! 発赤。 痛み。 他の症状については、「吸入」参照。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。 かすみ眼。  呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 胃痙攣。 嘔吐。 下痢。 「吸入」参照。
 
作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 安静。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの 密閉式容器内に掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
・液体の場合:漏れた液を 密閉式の容器に できる限りに集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・強酸化剤、強酸および食品や飼料から離しておく
・乾燥
・密封
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない
・海洋汚染物質 
ナレド ICSC: 0925
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
刺激臭のある無色~黄色の液体、または白色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱や酸および酸化剤との接触により、分解する。 臭化水素、塩化水素およびリン酸化物を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。 水と接触すると、分解する。 ジクロルボスおよびジクロロアセトアルデヒドを生じる。 金属類、プラスチック類、ゴムおよび被覆剤を侵す。 

化学式: C4H7Br2Cl2O4P
分子量: 380.8
・沸点:110℃ (0.066 kPa)
・融点:26.5-27.5℃
・比重(水=1):1.96 (25℃)
・水への溶解度 : 溶けない
・蒸気圧:0.26 Pa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):13.2
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.38  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入、経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 神経系に影響を与えることがある。 痙攣および呼吸抑制を生じることがある。 コリンエステラーゼ阻害。 許容濃度をはるかに超えて曝露すると、死を引き起こすことがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気は汚染されても有害濃度に達しないか、達してもきわめて遅い; しかし、噴霧もしくは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
コリンエステラーゼ阻害。 影響が蓄積される可能性がある。 「一次災害/急性症状」参照。 


許容濃度
TLV: 0.1 mg/m3 (TWA); (皮膚吸収); (感作性); A4(人における発がん性が分類できていない物質); BEI (生物学的曝露指標)記載あり;.
MAK: (吸引性画分): 0.5 mg/m3; ピーク曝露限度カテゴリー: II(2); 皮膚吸収 (H); 皮膚感作 (SH); 妊娠中のリスクグループ: C; 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
・環境に有害な場合がある。ハチへの影響にとくに注意すること
・通常の使用法でも、環境中へ放出される
・不適切な廃棄などによる、さらなる放出を避けるよう十分注意すること
 

・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要であるため、指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある
・ナレドの分解産物であるジクロルボス(ICSC番号 0690)も参照のこと 

付加情報
  欧州分類
記号:Xn, N; R:21/22-36/38-50; S:(2)-36/37-61 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018