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酸素(液化)ICSC: 0880 (4月 2000)
酸素(冷却液体)
LOX
CAS登録番号: 7782-44-7
国連番号: 1073
EINECS番号: 231-956-9

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。  可燃性物質または還元剤と接触すると、火災および爆発の危険性がある。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。 引火性との接触禁止。 還元剤との接触禁止。    周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 直接水をかけない。 安全な場所から消火作業を行う。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 めまい。 咽頭痛。 「注」参照。    新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚 液体に触れた場合:凍傷。  保温手袋。 保護衣。  凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。 医療機関に連絡する。 
「皮膚」参照。  安全ゴーグルまたは顔面シールドを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。   

漏洩物処理 分類・表示
・換気
・すべての発火源を取り除く
・おがくずや、可燃性吸収剤に吸収させてはならない
・液体に向けて水を噴射してはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):2.2; 国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):5.1 

貯蔵
・耐火設備
・可燃性物質および還元剤から離しておく
・冷所
 
包装
・特別な断熱容器 
酸素(液化) ICSC: 0880
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
液化気体。 無色~青色の きわめて 低温の液体。 

物理的危険性
気体は空気より重い。 

化学的危険性
本物質は、強酸化剤。 可燃性物質や還元性物質と反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 

化学式: O2
分子量: 32.0
・沸点:-183℃
・融点:-218.4℃
・水への溶解度 (20℃) :3.1 ml/100ml
・蒸気圧:5080 kPa (-118℃)
・相対蒸気密度(空気=1):1.1
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.65  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
この液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。 非常に高濃度の物質は、気道を刺激する。 中枢神経系に影響を与えることがある。 

吸入の危険性
 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
 

・酸素で飽和された作業衣は火災を引き起こす危険性が高いかもしれない
・火や高温面の近くで、または溶接作業中に使用してはならない
・吸入時の症状はきわめて高濃度で暴露した時の症状である
・ICSC 0138参照 

付加情報
  欧州分類
記号:O; R:8; S:(2)-17 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021