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ICSC: 0810 (11月 2019)
C.I. 77820
CAS登録番号: 7440-22-4
国連番号: 3077 (他に規定のない限り)
EINECS番号: 231-131-3

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 「注」参照。
   
    周辺の火災時:全ての消火剤。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚   保護手袋。  洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。  粉末の場合には呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡または眼用保護具を着用する。  多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取 「吸入」参照。
 
作業中は飲食、喫煙をしない。  コップ1、2杯の水を飲ませる。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、容器内に集める
・地域規則に従って保管・処理する
・この物質を環境中に放出してはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

enviro;aqua
注意喚起語:警告
長期的影響により、水生生物に非常に強い毒性 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):9; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・:「化学的危険性」参照から離しておく
・元の包装でのみ貯蔵
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
 
ICSC: 0810
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の金属。 

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 

化学的危険性
「注」参照。 他の多くの物質と反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 業者へ相談すること。 

化学式: Ag
原子量: 107.9
・沸点:2212℃
・融点:962℃
・比重(水=1):10.5
・水への溶解度 :<0.01 g/100 ml (ほとんど溶けない) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
眼および気道に、機械的刺激を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
空気中で有害濃度に達するかどうかは不明である。 

長期または反復曝露の影響
眼、鼻、喉および皮膚(銀中毒/銀症)の 灰青色の変色を起こすことがある。 


許容濃度
TLV: 0.1 mg/m3 (TWA).
MAK: (吸引性画分): 0.1 mg/m3; ピーク曝露限度カテゴリー: II(8); 妊娠中のリスクグループ: D;.
EU-OEL: 0.1 mg/m3 (TWA); 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
・水生環境中で、長期にわたる影響を及ぼすことがある
・環境中に放出しないように、強く勧告する
 

・微粉化された銀は可燃性および反応性を有することがある。バルク形状の銀は安定性があり不燃性である
・本物質のナノ形状(<100 nm)の有害性を評価するデータは不十分である。それゆえ、本物質を取り扱うときは最大の注意を払う必要がある。業者へ相談すること。 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021