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2-メチルヘプタンICSC: 0731 (7月 1997)
CAS登録番号: 592-27-8
国連番号: 1262 (オクタン)
EINECS番号: 209-747-9

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性がきわめて高い。  蒸気/空気の混合気体は、爆発性である。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 充填、取り出し、取り扱い時に圧縮空気を使用してはならない。  粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

 ミストの発生を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入   換気を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 皮膚の乾燥。 発赤。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
  安全眼鏡を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 吐かせない。 

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・換気
・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):3; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・酸化剤から離しておく
・冷所
・密封
 
包装
 
2-メチルヘプタン ICSC: 0731
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の液体。 

物理的危険性
蒸気は空気より重く、地面に沿って移動して、遠距離発火の可能性がある。 

化学的危険性
加熱すると、有毒なフュームを生じる。 酸化剤と反応する。 

化学式: C8H18 / CH3CH(CH3)CH2(CH2)3CH3
分子量: 114.2
・沸点:116℃
・融点:-109℃
・比重(水=1):0.698
・水への溶解度 : 溶けない
・蒸気圧:5.3 kPa (38℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.9
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.15
・引火点:4.4℃
・爆発限界:1.0-? vol%(空気中) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
本物質は、皮膚を刺激する。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。 

長期または反復曝露の影響
皮膚の脱脂を起こし、乾燥やひび割れを生じることがある。 


許容濃度
TLV: 300 ppm (TWA);.
MAK: 2400 mg/m3;500 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: II(2); 妊娠中のリスクグループ: D; 

環境
 

・この物質の、人の健康への影響に関するデータが不十分なので、最大の注意を払う必要がある 

付加情報
  欧州分類
記号:F, Xn, N; R:11-38-50/53-65-67; S:(2)-9-16-29-33-60-61-62 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021