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臭化ビニルICSC: 0597 (4月 2017)
ブロモエテン
ブロモエチレン
モノブロモエチレン
CAS登録番号: 593-60-2
国連番号: 1085
EINECS番号: 209-800-6

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性が高い。  気体/空気の混合気体は、爆発性である。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。  水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 

 あらゆる接触を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 めまい。 協調不全。 傾眠。 吐き気。 嘔吐。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 液体に触れた場合:凍傷。  保温手袋。 保護衣。  洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 少なくとも15分間、多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。 凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。 直ちに医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取      

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・換気
・すべての発火源を取り除く
・液体に向けて水を噴射してはならない
・細かな噴霧水を用いて、フュームを除去する
・下水に流してはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

flam;flamecylinder;gascancer;health haz
注意喚起語:危険
極めて引火性の高いガス
加圧ガス;熱すると爆発のおそれ
発がんのおそれ 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):2.1 

貯蔵
・耐火設備
・冷所
・換気のよい部屋に保管
・酸化剤から離しておく
・安定化した状態でのみ貯蔵
 
包装
 
臭化ビニル ICSC: 0597
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
刺激臭のある無色の気体、または圧縮液化ガス。 

物理的危険性
蒸気は空気より重く、地面に沿って移動して、遠距離発火の可能性がある。 

化学的危険性
酸化剤と 激しく反応する。 燃焼すると、分解する。 の、有毒なガスを生じる。 熱、光の影響下で、重合する。 

化学式: C2H3Br / CH2=CHBr
分子量: 106.96
・沸点:15.6℃
・融点:-139.5℃
・比重(水=1):1.49
・水への溶解度 : 溶けない
・蒸気圧:119 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.7
・引火点:引火性気体
・発火温度:530℃
・爆発限界:9-15 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.57  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
この液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。 本物質は、眼を刺激する。 中枢神経系に影響を与えることがある。 

吸入の危険性
容器を開放すると、空気中でこの気体は、きわめて急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
人でおそらく発がん性を示す。 


許容濃度
TLV: 0.5 ppm (TWA); A2(人における発がん性が疑われる物質).
EU-OEL: 4.4 mg/m3, 1 ppm (TWA); 

環境
・この物質の、環境への影響は十分に調べられていない
 

・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する
・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする 

付加情報
  欧州分類
記号:F+, T; R:45-12; S:53-45 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021