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五塩化リンICSC: 0544
7月 1997
CAS登録番号: 10026-13-8
国連番号: 1806
EINECS番号: 233-060-3

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。    水との接触禁止。    水は不可。 周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 直接水をかけない。 

 あらゆる接触を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咽頭痛。 咳。 灼熱感。 息切れ。 息苦しさ。 症状は遅れて現われることがある。 「注」参照。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 痛み。 発赤。 水疱。 皮膚熱傷。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 医療機関に連絡する。 
痛み。 充血。 重度の熱傷。 視力喪失。  呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 灼熱感。 ショック/虚脱。 腹痛。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 吐かせない。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・下水に流してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの 密閉式容器内に掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):8; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・食品や飼料および混触危険物質から離しておく
・「化学的危険性」参照
・乾燥
・密封
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
五塩化リン ICSC: 0544
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
刺激臭のある発煙性の 白色~黄色の結晶。 

物理的危険性
蒸気は空気より重い。 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 塩化水素およびリン酸化物を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。 水および水分と 激しく反応する。 リン酸および塩化水素を生じる。 多くの化合物と反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 多くの金属を侵す。 引火性/爆発性ガス(水素-ICSC 0001 参照)を生じる。 プラスチック類およびゴムを侵す。 

化学式: PCl5
分子量: 208.2
・昇華点:100℃
・比重(水=1):1.6
・水への溶解度 : 反応する
・蒸気圧:133 Pa (55.5℃)
・相対蒸気密度(空気=1):7.2
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.2 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:蒸気の吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は眼、皮膚および気道に対して、腐食性を示す。 経口摂取すると、腐食性を示す。 を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。 「注」参照。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 

吸入の危険性
20℃で気化すると空気は汚染されて、 やや急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 


許容濃度
TLV: 0.1 ppm (TWA);.
MAK: (吸引性画分): 1 mg/m3; ピーク曝露限度カテゴリー: I(1); 妊娠中のリスクグループ: C;.
EU-OEL: 1 mg/m3 (TWA); 

環境
 

・水などの消火薬剤と激しく反応する
・肺水腫の症状は 2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する
・したがって、安静と経過観察が不可欠である
・医師または医師が認定した者による、適切な吸入療法の、迅速な施行を検討する 

付加情報
  欧州分類
記号:T+; R:14-22-26-34-48/20; S:(1/2)-7/8-26-36/37/39-45 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018