o-キシレン | ICSC: 0084 (8月 2002) |
1,2-ジメチルベンゼン o-メチルトルエン o-キシロール |
CAS登録番号: 95-47-6 |
国連番号: 1307 |
EINECS番号: 202-422-2 |
一次災害 | 予防 | 消火活動 | |
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火災・爆発 | 引火性。 32℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。 | 裸火禁止、火花禁止、禁煙。 32℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。 帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。 | 水噴霧、粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。 火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 |
作業環境管理を厳密に! (妊娠)女性への曝露を避ける! | |||
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症状 | 予防 | 応急処置 | |
吸入 | めまい。 嗜眠。 頭痛。 吐き気。 | 換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。 | 新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 |
皮膚 | 皮膚の乾燥。 発赤。 | 保護手袋。 | 汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 |
眼 | 充血。 痛み。 | 安全眼鏡を着用する。 | 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 |
経口摂取 | 灼熱感。 腹痛。 他の症状については、「吸入」参照。 | 作業中は飲食、喫煙をしない。 | 口をすすぐ。 吐かせない。 医療機関に連絡する。 |
漏洩物処理 | 分類・表示 |
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・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク ・換気 ・すべての発火源を取り除く ・この物質を環境中に放出してはならない ・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める ・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる ・地域規則に従って保管・処理する |
国連GHS判定基準に準拠 輸送 |
貯蔵 | |
・耐火設備 ・強酸化剤および強酸から離しておく |
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包装 | |
o-キシレン | ICSC: 0084 |
物理学的・化学的情報 | |
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物理的状態;外観
物理的危険性
化学的危険性
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化学式: C6H4(CH3)2 / C8H10 |
暴露・健康への影響 | |
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曝露経路
短期曝露の影響
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吸入の危険性
長期または反復曝露の影響
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許容濃度 |
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TLV: 100 ppm (TWA); 150 ppm (STEL); A4(人における発がん性が分類できていない物質); BEI (生物学的曝露指標)記載あり;. MAK: 220 mg/m3;50 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: II(2); 皮膚吸収 (H); 妊娠中のリスクグループ: D;. EU-OEL: 221 mg/m3, 50 ppm (TWA); 442 mg/m3, 100 ppm (STEL); (皮膚); |
環境 |
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・水生生物に対して毒性がある |
注 |
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・曝露の程度によっては、定期検診を勧める ・このカードに記載された勧告事項は工業用キシレンにも適用される ・ICSC 0085 および 0086 参照 |
付加情報 | ||
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欧州分類 記号:Xn; R:10-20/21-38; S:(2)-25; Note:C |
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