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2,3,3,3-テトラフルオロプロペンICSC: 1776 (4月 2014)
2,3,3,3-テトラフルオロプロパ‐1‐エン
HFO-1234yf
2,3,3,3,-テトラフルオロ‐1‐プロペン
CAS登録番号: 754-12-1
国連番号: 3161
EINECS番号: 468-710-7

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性がきわめて高い。 圧力容器は、火災により爆発することがある。  気体/空気の混合気体は、爆発性である。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 液状であれば、帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。  供給源を遮断する。それが不可能で、かつ周辺に危険が及ばなければ、燃え尽きるにまかせる。その他の場合は二酸化炭素、乾燥粉末消火剤を用いて消火する。  安全な場所から消火作業を行う。 火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 めまい。 頭痛。 傾眠。 窒息。  換気を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 液体に触れた場合:凍傷。  保温手袋。  凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。 医療機関に連絡する。 
液体に触れた場合:凍傷。  顔面シールドまたは安全ゴーグルを着用する。  凍傷の場合:多量の水で洗い流す。 直ちに医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。   

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・できればガスの元栓を閉める
・換気
・細かな噴霧水を用いて、ガスを除去する
・液体に向けて水を噴射してはならない
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
 

国連GHS判定基準に準拠

flam;flamecylinder;gas
極めて引火性の高いガス
加圧ガス;熱すると爆発のおそれ 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):2.1 

貯蔵
・耐火設備
・冷所
・換気のよい部屋に保管
 
包装
 
2,3,3,3-テトラフルオロプロペン ICSC: 1776
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の 液化気体。 

物理的危険性
気体は空気より重く、地面に沿って移動し、遠距離発火の可能性がある。 

化学的危険性
高温面または炎と接触すると、分解する。 フッ化水素などの有毒なフュームを生じる。 

化学式: C2H2F4 / CH2CFCF3
分子量: 114.0
・沸点:-29.4℃
・密度 (液体):1.1 g/cm³
・水への溶解度(24℃) :0.2 g/l (非常に溶けにくい)
・蒸気圧:600 kPa (21.1℃)
・発火温度:405℃
・相対蒸気密度(空気=1):4
・爆発限界:6.2 - 12.3 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.15  


暴露・健康への影響

曝露経路
曝露は、主に吸入により起こる。 

短期曝露の影響
窒息。 この液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。 「注」参照。 

吸入の危険性
容器を開放すると、閉ざされた場所では空気中の酸素濃度が低下して、窒息を起こすことがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
MAK: 950 mg/m3;200 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: II(2); 妊娠中のリスクグループ: C; 

環境
 

・空気中の濃度が高いと、酸素の欠乏が起こり、意識喪失または死亡の危険を伴う
・区域内に入る前に酸素濃度を測定する
・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする 

付加情報
  欧州分類
 

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