ICSC 1293 - インジウム

インジウム	ICSC: 1293 (3月 2001)

CAS登録番号： 7440-74-6

EINECS番号： 231-180-0

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	不燃性。空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。	粉末の場合：裸火禁止、火花禁止、禁煙。密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。粉塵の堆積を防ぐ。	周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。

粉塵の拡散を防ぐ！
	症状	予防	応急処置
吸入	咳。息切れ。咽頭痛。	局所排気、または呼吸用保護具を使用する。	新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚		保護手袋。	汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
眼	充血。痛み。	粉末の場合には呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡または眼用保護具を着用する。	数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取	吐き気。嘔吐。	作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。	口をすすぐ。

漏洩物処理	分類・表示
・すべての発火源を取り除く・個人用保護具：空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる・残留分を、注意深く集める・地域規則に従って保管・処理する	国連GHS判定基準に準拠輸送国連分類
貯蔵
・食品や飼料、強酸化剤、強酸および混触危険物質から離しておく・｢化学的危険性｣参照・密封
包装

インジウム

ICSC: 1293

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観銀白色の金属、または黒色の粉末。物理的危険性粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。化学的危険性強酸、強酸化剤および硫黄と反応する。火災や爆発の危険を生じる。	化学式： In 原子量： 114.82 ・沸点：2000℃ ・融点：156.6℃ ・密度：7.3 g/cm³ ・水への溶解度：溶けない

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
銀白色の金属、または黒色の粉末。

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。

化学的危険性
強酸、強酸化剤および硫黄と反応する。火災や爆発の危険を生じる。

化学式： In
原子量： 114.82
・沸点：2000℃
・融点：156.6℃
・密度：7.3 g/cm³
・水への溶解度：溶けない

暴露・健康への影響
曝露経路体内への吸収経路：エアロゾルの吸入および経口摂取。短期曝露の影響本物質は、眼および気道を刺激する。	吸入の危険性 20℃ではほとんど気化しない。しかし浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。長期または反復曝露の影響腎臓に影響を与えることがある。腎臓障害を生じることがある。

暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路：エアロゾルの吸入および経口摂取。

短期曝露の影響
本物質は、眼および気道を刺激する。

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

長期または反復曝露の影響
腎臓に影響を与えることがある。腎臓障害を生じることがある。

許容濃度
TLV: 0.1 mg/m³ (TWA); BEI (生物学的曝露指標)記載あり；

環境
・この物質の、環境への影響は十分に調べられていない

注
・この物質の、人の健康への影響に関するデータが不十分なので、最大の注意を払う必要がある

付加情報

欧州分類