« 検索結果一覧に戻る  
フェニル酢酸ICSC: 1260 (6月 2006)
CAS登録番号: 103-82-2
EINECS番号: 203-148-6

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。    裸火禁止。    水噴霧、粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。   

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。  保護手袋。  多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
充血。 痛み。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
 

国連GHS判定基準に準拠

軽度の皮膚刺激
眼刺激
水生生物に有害 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・強酸化剤、強塩基および強還元剤から離しておく
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
 
フェニル酢酸 ICSC: 1260
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
刺激臭のある白色~黄色の結晶、または薄片。 

物理的危険性
 

化学的危険性
燃焼すると、分解する。 刺激性のフュームを生じる。 水溶液は、弱酸である。 強塩基、強酸化剤および強還元剤と反応する。 

化学式: C8H8O2 / C6H5CH2CO2H
分子量: 136.1
・沸点:265.5℃
・融点:76.5℃
・密度:1.09 g/cm³ (77℃)
・水への溶解度(20℃) :0.16 g/100 ml
・蒸気圧:ほとんどない (20℃)
・引火点:132℃ (c.c.)
・発火温度:543℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.41  


暴露・健康への影響

曝露経路
 

短期曝露の影響
本物質は、眼を刺激する。 本物質は、皮膚を軽度に刺激する。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気は汚染されても有害濃度に達しないか、達してもきわめて遅い。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して有害である
 

 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021